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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|仮想通貨は米軍のイラン空爆再開で売り優勢

2026年9月2日 12:33  9月2日 12:35  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は9月1日から2日午後にかけて下落しました。米軍が2日未明にイランへの空爆を再開したことで売りが強まり、ビットコイン(BTC)は7万7000ドルを割り込んでいます。イーサリアム(ETH)は2.3%安、XRPは2.3%安と、BTCより下げがきつくなりました。米国株や債券にも売りが波及しています。

ビットコイン、7万6000ドル台まで下落|仮想通貨はホルムズ海峡のタンカー攻撃で全面安

ビットコイン、7万7000ドルを割り込む

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは7万8601ドルで始まり、1日午前4時10分の7万9250ドルが高値です。1日の日中はじりじりと下げ、米国時間には7万7900ドル台まで売られました。2日午前1時に米軍の空爆が伝わると下げが加速し、同日午前3時45分に7万6420ドルまで下落しています。8月31日に付けた7万7000ドルの安値を下抜けました。現在値は7万7362ドルで、期間では1.6%安です。

空爆後の1時間には、値上がりを見込んだ持ち高の強制処分が約1億1500万ドル分発生しました。安値の後は買い戻され、7万7000ドル台に戻しています。

イーサリアム、2400ドル近辺まで下げる

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは2467ドルで始まり、1日午前4時10分の2489ドルが高値です。BTCと同じく2日未明にかけて売られ、午前3時45分に2383ドルの安値を付けました。現在値は2410ドルで、期間では2.3%安です。下落率はBTCを上回りました。2500ドルの節目からは遠ざかり、2400ドル近辺での推移が続いています。安値を付けた時刻はBTCと一致しています。

リップル、8月高値から20%超安

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)は1.37ドルで始まり、1日午後2時50分の1.39ドルが高値です。その後は売りに押され、2日午前10時50分に1.32ドルまで下げました。3銘柄のなかで最も遅い時間帯に安値を付けています。現在値は1.34ドルで、期間では2.3%安です。値幅は5.2%と3銘柄で最大でした。8月の高値1.70ドルからは2割以上下げた水準にとどまっています。

下落の背景|空爆の再開と利上げ観測

米中央軍は2日午前1時、イラン革命防衛隊の防空拠点やレーダー、機雷を敷設する能力を標的とした空爆を始めました。トランプ大統領は攻撃を「大規模で強力」と表現し、報復すればさらに厳しい攻撃を受けると警告しています。

米国株も下げ、S&P500は8月4日以来の安値を付けました。米長期金利も上昇しました。ただ下げは空爆の前から始まっています。9月16日の会合での利上げ確率が約64%まで高まっていたことも重石です。ジャクソンホール会議の前は36%程度でした。

今後の展望|4日の米雇用統計

イランが報復に動けば、地政学リスクは一段と意識されやすくなります。金融政策では4日の米雇用統計が焦点です。1日発表のISM製造業景気指数は54.6と予想を下回りましたが、価格指数は71.1と高止まりしており、利上げ観測は緩んでいません。雇用が強ければ引き締め警戒はさらに強まります。

注目ラインはBTCが7万7000ドル、ETHが2450ドル、XRPが1.38ドルの回復です。