イーロンマスク氏率いるXは2026年7月27日から28日にかけて、金融サービス「X Money」の提供を米国で始めました。
対象はX PremiumおよびPremium+の加入者で、アプリ内でユーザー間送金、年利最大6.00%の預金口座、Visaデビットカード「X Card」などを利用できます。
イーロン・マスク氏が掲げてきた「everything app」構想の一部を実装したと位置づけられています。暗号資産(仮想通貨)への対応は今回の提供に含まれていません。
X Money公式アカウントは27日、「X Moneyは本日から米国のPremiumおよびPremium+加入者向けに順次展開する」と告知しました。
提供は一斉開放ではなく段階的なロールアウトで、利用可能な範囲は現時点で米国内の有料会員に限られます。
機能面では、手数料無料の即時P2P送金に加え、給与の直接入金、パスワードレス認証を備えます。
預金口座は年利最大6.00%をうたい、Visaと組んだX Cardでは対象購入に3%のキャッシュバックを付けます。
X CardはApple Walletにも対応し、SNSアプリ内で利用できる決済機能の一つです。
Cross River Bank採用、米ドル建てで開始
銀行機能の受け皿にはCross River Bankを採用しました。
預金保険は同行で最大25万ドル、資金を複数口座に振り分けるキャッシュスイープでは最大1,000万ドルまで保護するとしています。
送金やカード、預金といった主要機能を単一アプリにまとめる一方で、実際の銀行インフラは既存の金融機関とカードネットワークを活用する構成です。
暗号資産には対応せず、今回始まったサービスはすべて米ドル建てです。Xはこれまで決済領域への参入観測を集めてきましたが、少なくとも初期版は銀行口座とカードを軸にした設計となりました。
暗号資産の売買や保管、ウォレット連携といった機能は含まれていません。
暗号資産業界にとっては、巨大SNSが金融機能を本格投入しても、立ち上がり段階では必ずしもブロックチェーンを組み込まないことを示した形です。
一方で、Xアプリが送金、預金、カード決済まで内包し始めたことで、ユーザーの資金移動が従来の銀行アプリや決済アプリから分散する可能性も出てきました。
まずは米国の有料会員向けに限定した開始となり、Xの金融サービスは既存金融インフラの上で動き出しました。
画像:Shutterstock
世界1億2,000万人が利用 Bitget
人気のグローバル暗号資産取引所
- ✓ 手数料は業界最安水準
- ✓ 最大200倍レバレッジの先物取引
- ✓ 先物手数料永久30%OFF