トランプ米大統領は7月27日、大統領専用機エアフォースワン内で記者団に対し、米連邦準備制度理事会(FRB)に利下げを求めました。
「金利は引き下げられなければならない。米国より金利が低い国々がある。米国の金利は世界で最も低水準にあるべきだ」と述べています。
あわせて、5月に就任したウォーシュFRB議長を「素晴らしい人物」と評価する一方、理事会メンバーは「極めて政治的だ」と指摘しました。
FRBは28日から29日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)を開く予定です。
今回の発言は、FOMC開催直前にホワイトハウスが金融政策に直接言及した形です。
政策金利の判断はFRBが担いますが、トランプ氏は利下げの必要性を公に訴え、議長個人への評価と理事会への不満を切り分けて示しました。
トランプ氏はウォーシュ議長について、「素晴らしい人物だが、ウォーシュ議長には理事会があり、その理事会のメンバーは極めて政治的だ」と述べました。
そのうえで、「自身はウォーシュ氏が何をしたいと考えているか理解している」とも語り、議長の意向と理事会の判断を区別する見方を示しています。
FOMC直前の利下げ要求と理事会批判
ウォーシュ氏は5月にFRB議長に就任したばかりです。その新体制のもとで開かれる今回のFOMCを前に、大統領が利下げ要求を改めて明言したことで、会合の政治的な注目度は高まったとみられます。
もっとも、今回明らかになったのはあくまでトランプ氏の要請と評価です。FOMCの決定内容は28日から29日の会合を経て示されることになります。
FRBを巡っては、政策判断そのものに加え、議長と理事会の関係がどのように受け止められるかも論点になります。
トランプ氏は理事会の政治性に言及することで、利下げが実現しない場合の責任の所在を議長個人ではなく合議体に求める姿勢もうかがわせました。
28日から29日のFOMCは、金利の据え置きか引き下げかだけでなく、ホワイトハウスとFRBの距離感を映す場面として開かれます。
参考元:Reuters
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