経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの元CEO、サム・バンクマン=フリード氏が6月8日、ドナルド・トランプ米大統領に対する恩赦嘆願書を米司法省恩赦局に正式提出しました。申請記録は同局の検索ページに掲載され、審査状況は「pending」となっています。申請の種類は「pardon after completion of sentence」で、刑期を終えた後の恩赦を求める内容です。
バンクマン=フリード氏はFTX破綻を巡る巨額詐欺事件で有罪となり、25年の禁錮刑を言い渡されています。今回の動きは、暗号資産業界で象徴的な破綻事件の当事者が、正式な法的手続きとして大統領恩赦を求めた事実を示しています。
司法省記録に掲載された恩赦申請
司法省恩赦局の記録では、申請者は34歳とされ、6月8日付で恩赦申請が受理されています。申請区分に記された「pardon after completion of sentence」は、服役中の減刑や刑の免除ではなく、刑期を終えた後に恩赦を求める形式です。
この点は、直ちに釈放や量刑変更を求める手続きとは性格が異なります。恩赦は有罪判決そのものを消す制度ではありませんが、刑の執行を終えた後の法的・社会的な不利益の一部を和らげる意味を持つため、申請の種類だけでも本人側の狙いがある程度読み取れる構図です。
今回の申請は、司法省の公開記録で確認できる正式な手続きとして扱われています。審査状況は現時点で継続中を示す「pending」で、申請書の詳細文言や提出時刻、本人や弁護団の説明は明らかになっていません。
参考元:bloomberg
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