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ハイパーリキッド、スペースX連動の「SPCX」先物開始|IPO前評価をオンチェーン取引

2026年5月25日 18:45  6月24日 15:43  Arai Yu

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分散型デリバティブ取引基盤Hyperliquidで5月18日、SpaceXの想定株価に連動する「SPCX-USDC」無期限先物が始まりました。取引開始時の参考価格は1枚150ドルで、完全希薄化後の株式数118.7億株を基にした想定評価額は約1.78兆ドルです。実際のSpaceX株式を売買する仕組みではなく、IPO前の企業価値をオンチェーンで取引できる合成市場が立ち上がった形です。

Trade.xyzがこの市場を立ち上げました。HyperliquidのHIP-3フレームワークを使ったもので、初日の取引高は約3,300万ドル、オープンインタレストは約1,234万ドルに達しました。

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実株ではなく価格変動を取引するSPCX-USDC

今回のSPCX-USDCは、SpaceXの未上場株そのものを保有する商品ではありません。市場が見積もるSpaceXの価格を追跡する合成デリバティブで、株主権やIPO配分を得られるわけではない点が重要です。

それでも意味は小さくありません。未上場の大型企業に対する投資機会は、通常は私募市場や一部の機関投資家、富裕層向けのルートに限られます。これに対し、無期限先物として設計されたSPCXは、ブローカー経由で未上場株を取得しなくても、価格変動だけに賭ける取引を可能にしました。

価格発見の場が私募市場や相対取引だけでなく、オンチェーンの公開市場にも広がった点が今回の特徴です。実際、業界内では「SpaceXエクスポージャーへの扉」と受け止める声が出ており、DeFiが伝統金融のアクセス制限を迂回する事例として扱われています。

SpaceXは4月1日、米証券取引委員会に機密扱いでS-1を提出しました。6月の新規株式公開を目指し、企業価値は1.75兆〜2兆ドルを狙うとされています。

参考元:CoinDesk