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ビットコイン・イーサリアム・リップル軟調|米GDP予想下振れとインフレ圧力で上値重い

2026年5月1日 13:11  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は4月30日から5月1日にかけて上値の重い展開が続きました。米商務省が30日に発表した2026年第1四半期のGDP速報値が年率+2.0%と市場予想の+2.3%を下回ったことで、景気減速への懸念が広がりました。

同時発表のコアPCE価格指数も前期比年率+3.2%と高止まりしており、成長鈍化とインフレ併存という「スタグフレーション」的な構図がリスク資産全体の重しとなっています。

BTC、7万6500ドル付近で推移|GDP予想下振れとコアPCE加速が示す「スタグフレーション」

ビットコイン、GDP発表後に7万5000ドル台へ下落

ビットコインは4月30日、7万7000ドル付近で推移していましたが、GDP速報値の発表を受けて売りが優勢となり、一時7万5000ドル台まで下落しました。5月1日午前11時時点では7万6300ドル付近で推移しています。

前日のFOMCでタカ派姿勢が鮮明となった流れを引き継ぎ、米30年物国債利回りが5%に到達したことも重しとなりました。

市場では8万ドルがレジスタンスとして引き続き意識されており、下方向では7万3000〜7万5000ドル付近のサポートに注目が集まっています。

イーサリアム、2250ドル付近で推移

イーサリアムも軟調な動きが続きました。4月30日に2300ドルを割り込むと、2250ドル付近まで水準を切り下げました。50日移動平均線(2322ドル)および200日移動平均線(2345ドル)をいずれも下回った状態です。5月1日午前11時時点では2250ドル付近で推移しています。

ETH現物ETFも4月29日に8773万ドルの純流出を記録し、3日連続の流出となりました。まずは2300ドルの回復が目先の焦点となり、下方向では2150〜2200ドル付近がサポートとして意識されています。

リップル、1.37ドル付近でもみ合い

XRPは1.40ドルの抵抗線を越えられず、じわじわと売りに押される展開でした。5月1日午前11時時点では1.37ドル付近で推移しています。

一方、XRP現物ETFには引き続き小幅な流入が見られ、BTC・ETH ETFが流出基調に転じているなかで相対的な底堅さを見せています。上方向では1.40〜1.45ドルが抵抗帯として意識されており、下方向では1.32〜1.35ドル付近のサポート維持が焦点です。

GDP予想下振れ、原油高によるインフレ圧力が背景

GDP速報値は前期の+0.5%からは持ち直したものの、AI関連のデータセンター投資や政府支出が押し上げる一方で、個人消費の伸びが鈍化しました。エコノミストからは「経済の底堅さはAI投資と減税によるもので、エネルギー価格の上昇が今後の成長の足かせになる」との指摘も出ています。

背景には、イラン戦争に伴うホルムズ海峡の事実上の封鎖があります。ブレント原油は一時126ドルに達し、ユーロ圏CPIも4月に前年比3.0%へ加速しました。グローバルなインフレ圧力が各国中央銀行の利下げ余地を狭め、リスク資産全般にとって逆風となっています。

FRB議長交代とSEC会合に市場注目

市場の視線は、5月15日に予定されるFRB議長交代に伴う政策姿勢の変化に向かっています。5月3日にはSECのCLARITY Actラウンドテーブルも予定されており、暗号資産の規制面での進展にも注目が集まります。

BTCは7万3000〜8万ドルのレンジを維持できるか、ETHは2300ドルの回復と2150ドルのサポート維持、XRPは1.35ドル付近の下値支持と1.40ドル超えの攻防が、それぞれ今後の方向感を左右しそうです。

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