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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|FOMCで利下げ期待後退、仮想通貨市場は軟調

2026年4月30日 12:11  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は4月29日から30日にかけて全体的に軟調な展開となりました。米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利の据え置きを決定したものの、1992年以来となる4名の反対票が出る異例の展開となり、利下げ期待の後退が市場の重しとして意識されました。

BTC、7万5000ドル台の攻防|FOMC異例の「8対4分裂据え置き」で利下げ期待後退

ビットコイン、FOMC後に7万5000ドル台へ下落

ビットコインは4月29日、7万7000ドル台後半で取引を開始しました。FOMC前の様子見ムードが広がるなか、7万7000〜7万8000ドル付近でのもみ合いが続きました。その後、FOMC結果の発表を受けて売りが優勢となり、7万5000ドル台まで下落。4月30日午前11時時点では7万5400ドル付近で推移しています。

市場では8万ドルの節目がレジスタンスとして引き続き意識されており、下方向では7万3000ドル付近のサポートに注目が集まっています。

イーサリアム、FOMC後に2270ドル付近へ反落

イーサリアムは4月29日に2289ドルで寄り付き、一時2330ドル付近まで上昇する場面がありました。しかしFOMC後は反落に転じ、2270ドル付近まで値を下げています。週間では約7%の下落となっており、ビットコインと比較してやや弱い値動きが目立ちます。

2300ドルが短期的な節目として意識されており、これを明確に回復できるかが焦点です。

リップル、1.37ドル付近へ下落

XRPは1.40ドル付近で期間に入りましたが、じわじわと売りに押される展開となりました。4月30日午前11時時点では1.37ドル付近で推移しています。週間で約5%の下落と、主要3銘柄のなかでは最も弱いパフォーマンスとなっています。

1.35ドル付近のサポートを維持できるかが次のポイントです。

FOMCで金利据え置き、利下げ慎重姿勢が鮮明

今回のFOMCでは、政策金利を3.50〜3.75%に据え置く決定自体は市場の想定通りでした。しかし、8対4という異例の票割れが注目を集めました。反対した4名のうち3名は、声明文から緩和バイアスを削除すべきだと主張しており、利下げに対する慎重姿勢が鮮明となりました。

パウエル議長は会見で「パンデミック、ウクライナ侵攻、関税、イラン戦争と原油高」という4つのサプライショックに言及し、インフレの上振れリスクを強調しています。こうした発言が「利下げは当面遠い」との見方を強め、暗号資産を含むリスク資産全体の上値を重くしたとみられます。

本日の米GDP・PCE・雇用コスト指数発表に注目

市場の視線は4月30日に発表される第1四半期GDP速報値、PCEインフレ、雇用コスト指数に向かっています。いずれも同時発表となるため、データの内容次第ではボラティリティが拡大する可能性があります。

また、5月15日に任期を迎えるパウエル議長の後任として指名されたウォーシュ氏の上院承認動向や、6月のFOMCにおける新体制での政策判断も中期的な注目材料です。

BTCは7万3000〜8万ドルのレンジを維持できるか、ETHは2300ドルの攻防とXRPは1.35ドル付近のサポートを維持できるかなど、方向感を探る展開が続きそうです。

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