キオクシアホールディングスは7月31日、1株を3株に分割する株式分割と、最大8,000億円の自社株買いを同時に発表しました。
株式分割は2026年9月30日を基準日とし、10月1日に効力が発生します。
自社株買いは自己株式を除く発行済株式総数の5.5%にあたる3,000万株を上限とし、8月3日から10月30日まで市場で取得します。投資家層の拡大と株主還元を同時に打ち出しています。
株式分割は、1株当たりの投資金額を引き下げることで、売買しやすい環境を整える狙いがあります。会社側は、投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図る方針を示しました。
同時に公表した自社株買いは、取得総額の上限を8,000億円、取得株式数の上限を3,000万株としています。
市場で流通する株式を買い戻すことで、資本効率の改善と株主還元の充実を進める考えです。取得は東京証券取引所での取引一任契約に基づく市場買付を予定しています。
財務改善を背景に株主還元を拡大
今回の還元策は、直近の財務指標の改善を踏まえた動きでもあります。
2027年3月期第1四半期では、2026年4月から6月のコア・フリー・キャッシュ・フローが8,272億円となり、前四半期の3.4倍に拡大しました。
ネットキャッシュは1,867億円となり、親会社所有者帰属持分比率は前期末の38%から51%へ上昇しました。財務体質の改善が進んだことで、株主還元策を打ち出したとみられます。
株式分割と自社株買いを同じタイミングで決めたことで、投資単位の引き下げによる裾野拡大と、既存株主への還元強化を同時に進める構図が鮮明になりました。
8,000億円を上限とする大規模な自社株買いとして、注目を集めています。
参考元:公式
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