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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|トランプ氏の交渉団派遣中止、原油高で仮想通貨リスクオフ

2026年4月28日 11:57  Arai Yu

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4月27日〜28日の暗号資産(仮想通貨)市場は、米イラン和平交渉の停滞を受けたリスクオフの流れが強まり、主要銘柄がそろって下落する展開となりました。

トランプ大統領が交渉団の派遣を中止したことで直接対話への期待が後退し、ホルムズ海峡の閉鎖長期化によるエネルギー供給不安と原油高がインフレ懸念を強めています。

さらに28日からはFOMC会合が始まり、パウエル議長にとって議長として最後の会合となる見通しです。原油高が物価に与える影響をFRBがどう評価するかへの警戒感も加わり、暗号資産を含むリスク資産全般に売りが広がりました。

ビットコイン、7万7700ドル台で停滞|FOMC会合とパウエル議長の会見に警戒

ビットコイン、7万6700ドル台まで下落

ビットコインは4月27日午前、買いが先行し一時7万9600ドル付近まで上値を伸ばしました。しかし8万ドル手前の売り圧力に押し戻されると、午後以降は下落が加速し、28日朝には7万6800ドル台まで下げています。

28日午前11時半時点では7万6746ドル付近で推移しています。移動平均線を下抜ける動きとなっており、下値では7万6000ドル付近のサポートが意識されます。

イーサリアム、2282ドルまで下落

イーサリアムは27日午前に2410ドル付近まで急騰しましたが、買いが続かず反落。28日にかけて下げ幅を広げ、午前11時半時点では2282ドル付近で推移しています。

ビットコインを上回る下落率となっており、リスクオフ局面でアルトコインに売りが集中しやすい地合いが続いています。

リップル、1.39ドル台まで下押し

XRPは27日午前に1.45ドル付近まで上昇しましたが、市場全体の軟化に押されてじわじわと値を下げました。28日午前11時半時点では1.3925ドル付近で推移しています。

1.28〜1.45ドルのレンジ相場が続いており、上限付近では利益確定の売りが出やすい状況です。

米イラン交渉膠着と原油108ドル超がリスクオフの背景

27日、トランプ大統領はパキスタンで予定されていた交渉団の派遣を中止しました。イラン側がホルムズ海峡の再開と引き換えに米国の海上封鎖解除を求める新提案を示したものの、核問題の協議を先送りする内容だったため、米国側は受け入れに難色を示しています。

イランのアラグチ外相はパキスタン・オマーンを経てロシアに渡りプーチン大統領と会談しており、対米交渉から軸足をずらす動きも見られます。

原油は一時108ドル超、WTIも96ドル台まで上昇しました。3月の米インフレ率が3.3%まで加速する中、原油高が物価をさらに押し上げるとの見方がリスク資産全般の売りにつながっています。

28日から29日のFOMC、BTCは8万ドルが遠のく展開

最大の焦点は4月28〜29日のFOMC会合です。据え置きがほぼ確実と見られていますが、パウエル議長にとって議長としての最後の会合となる見通しで、声明や会見でのインフレ・原油高に対するトーンに注目が集まっています。

BTCは移動平均線を割り込んでおり、まずは7万7000ドル台の回復が焦点となります。ETHは2300ドル、XRPは1.40ドルを維持できるかが次の注目水準です。米イラン情勢と原油価格の動向も引き続き注視が必要です。

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