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イーロン・マスク率いるX、新機能「キャッシュタグ」が開始3日で10億ドルの取引高

2026年4月20日 16:07  4月20日 16:08  Arai Yu

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Xが導入した株式・暗号資産(仮想通貨)向けの「Cashtags」機能が、開始から3日で推定10億ドルのグローバル取引高を生み出しました。XのHead of Productを務めるNikita Bier氏が4月18日未明に明らかにしました。

4月14日の立ち上げ後、カナダでは証券会社Wealthsimpleとの試験連携も始まり、投稿や検索からそのまま取引につながる導線が動き始めています。SNS上の情報消費と金融取引が一体化し始めたことを示しています。

投稿や検索で価格確認まで完結するCashtags

Cashtagsは、投稿や検索で「$」付きのティッカーシンボルやコントラクトアドレスを入力すると、該当する資産候補を表示し、リアルタイムチャートや関連投稿をX内で確認できる機能です。対象は株式と暗号資産の両方で、金融情報の確認画面と会話の場が同じアプリ内に収まります。

立ち上げは4月14日で、当初は米国とカナダのiPhoneユーザーに限定して提供されました。その翌日にはiOS向けにグローバル展開へ広がっており、初動の速さも目立ちます。

暗号資産分野で意味が大きいのは、ティッカーだけでなくコントラクトアドレスにも対応した点です。銘柄コードを知らなくても、トークンの識別情報から資産候補にたどり着けるため、X上で流通する新興トークンやオンチェーン関連の話題が、そのまま価格確認や売買行動に接続しやすくなります。

従来は、Xで情報を見つけた後に取引所アプリや証券アプリへ移動し、銘柄を検索し直す必要がありました。Cashtagsはこの往復を減らす設計で、情報収集、相場確認、取引判断までの時間差を縮めています。

X、新機能「キャッシュタグ」導入|株価と仮想通貨のリアルタイム表示

Wealthsimple連携で見えたXの金融ハブ化

取引高の推定10億ドルは、Bier氏が「trading pilot」の集計データに基づく数字として示しました。対象期間は火曜夜のローンチ以降のグローバル実績で、4月18日未明の時点で公表されています。株式と暗号資産の内訳、算出方法の詳細は開示されていません。

カナダでは、Wealthsimpleとのパイロット統合が同時に始まりました。Wealthsimpleはカナダの大手オンライン証券で、Cashtagsからシームレスに取引へ進める導線が組み込まれています。チャートを見る場所と注文を出す場所が分かれていた従来のSNS連携より、一段踏み込んだ設計です。

この連携が示すのは、Xが金融ニュースの流通先にとどまらず、取引の入口そのものを取り込み始めたことです。相場材料が最初に流れる場と、実際に売買が起きる場の距離が縮まれば、特に値動きの速い暗号資産では情報の拡散力がそのまま売買量に結びつきやすくなります。

参考元:cointelegraph
画像:shutterstock