リップルの機関投資家向けプラットフォーム「Ripple Prime」が、分散型取引基盤Hyperliquid(ハイパーリキッド)との統合を拡大し、金・銀・原油のオンチェーン無期限先物を扱えるようになりました。
Ripple PrimeのBusiness Development を担うMike Higgins氏が3月30日に明らかにしたもので、伝統金融の資産エクスポージャーをDeFiインフラ上で扱う取り組みが、機関向けサービスとして一段具体化しました。
Higgins氏はXへの投稿で、Hyperliquid統合をHIP-3シンボルまで広げたと説明しました。対象となるのはGOLD、SILVER、OILで、同氏はこれにより「institutional-grade access to onchain perps」が可能になると述べました。
投稿ではあわせて、TradFi exposure. DeFi infrastructure. One unified margin framework』という表現も用い、既存の機関投資家向け取引環境の中で、伝統資産とオンチェーン市場を一体で扱える点を示しています。
Ripple Prime、既存口座でHIP-3商品にアクセス可能
今回の拡大で重要なのは、単に取扱銘柄が増えたことだけではありません。Ripple Primeの既存クライアントは、追加のアカウントを新設することなく、既存ポートフォリオの中でこれらのHIP-3商品にアクセスできるとされています。
金や原油といった伝統的なコモディティの値動きを、オンチェーンの無期限先物という形式で機関投資家が扱えるようにした点は、暗号資産(仮想通貨)ネイティブな市場インフラが、より広い資産クラスに広がっていることを示しています。
無期限先物は満期日を持たないデリバティブで、暗号資産市場では一般的な商品です。今回Ripple Primeが対応したのは、その仕組みを金・銀・原油といった伝統資産の価格連動商品に広げたものです。
参照情報によると、契約仕様の詳細や最大レバレッジ、清算ルールなどは現時点で明らかになっていませんが、機関投資家向けのアクセス手段として提供範囲が拡大した事実は確認されています。
Hyperliquid経由で金・銀・原油に対応
今回の発表は、2月4日にRippleが公表したHyperliquid対応の延長線上にあります。リップルは当時、Ripple Primeを通じてHyperliquidへのアクセスを提供し、機関投資家のオンチェーン流動性への接続を広げる方針を示していました。
その段階では、Hyperliquidを機関向け取引インフラに組み込むこと自体が主眼でした。今回のHIP-3対応では、その接続先で扱える資産の幅が広がり、暗号資産そのものではない金・銀・原油まで対象が拡大したことで、TradFiとDeFiの融合という構図がより明確になりました。
暗号資産市場の技術を使いながら、扱う対象は伝統資産へ広がります。その接点を、リップルが機関向けサービスとして具体的な商品追加の形で示しました。
参考元:Ripple公式発表
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