ビットコインが世界の株価とともに下落しているのは安全資産説が覆されたからではなさそうだ。
2008年のリーマン・ショック時には安全資産の代表である金が短期的に大きく売られたことがある。
ビットコイン≠安全資産との判断は時期尚早
一部で「安全資産」と評価する声も上がっていたビットコインが世界同時株安に対抗できず、値を下げている背景にはリーマン・ショック時の金と同じ現象が起きていると指摘されている。
暗号資産(仮想通貨)投資会社ギャラクシー・デジタルのCEOマイク・ノヴォグラッツ氏は金融市場の急変に対する投資家の緊急避難的な行動を解釈したツイートを発信。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、世界中で株安が連鎖していることに対し、「状況がもっともっと悪い方向へと向かうと投資家はできるだけレバレッジを下げる。他の市場での損失を補うために利益確定を行う」として、ビットコインは利益確定の売りに押されている状況だと説明した。
ビットコインは経済不安定性に対するヘッジにはならないとして早々と見限る投資家もいるが、ノヴォグラッツ氏の説明は筋が通っている。
一方、もっとも強固な価値の保存手段だと考えられていた金は先週金曜日、5%もの値下がりを見せた。
2008年のリーマン・ショック時にも同様の動きが起こっており、他の市場で発生した損失や追加証拠金をカバーするために利益の乗っていた金を売ったのではないかと解釈されている。
同じことがビットコインにも起こっている可能性があり、安全資産説が覆されたと判断するのは時期尚早だ。
(引用元:U.Today)
リーマン・ショック時に金を買っていれば3年で2倍以上に

2008年のリーマン・ショック時の相場を振り返ると、金は1週間で14%以上急速に値を上げて931ドルをつけたあと、短期的に681ドル台まで売り込まれている。

このときの高値を更新するのはショックの発生から4ヶ月後だったが、その後3年に渡って値を上げ続け、金=安全資産説が崩されることはなかった。
結局、金は2011年に史上最高値となる1920ドル台をつけ、リーマン・ショック時にすぐ行動した投資家は100%以上のリターンを得られた。
もし、ビットコインが安全資産であるとの認識が広まれば、数年後には史上最高値231万円を大きく更新しているかもしれない。
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