米メディアが、「コロナウイルスの感染者増加に伴い、ビットコインマイニングに負の影響がもたらされる可能性がある。」と報じ、ビットコイン投資家の間で危機感が高まっている。
ここ数日間でますます威力を強めているコロナウイルス。
実はこのコロナウイルス、数週間前までは「コロナウイルスの影響を受けて世界経済が停滞し、暗号資産(仮想通貨)が投資家にとって新たな安全な逃避先になり得る」とのニュースが出回り、ビットコイン市場を大いに賑わせていた。
しかし同米メディアによると、コロナウイルスは「ビットコインマイニング」の観点から見ると脅威でしかないという。
ビットコインマイニングが盛んな中国では現在、旧正月とコロナウイルスの感染者増加を受け、複数のマイニング工場を閉鎖している。
中国国内でのマイニング事業は、世界の70%-80%ほどをも占めると言われており、今後中国で工場を閉鎖していく動きが高まると、ビットコイン価格にも大きな影響が及ぶだろう。
コロナウイルスがビットコインマイニング及びビットコイン価格に及ぼし得る影響について、同米メディアは以下のように述べた。
「(コロナウイルスの拡大によってマイニング工場の閉鎖が続くと、)まずハッシュレートが大幅に低下することが考えられる。その後ユーザーのトランザクション料金が増加し、ブロック確認時間が遅くなる。これらの問題はすべて、ビットコインネットワークの有効性低下につながってしまう。」
ビットコインネットワークの有効性が低下すると、暗号資産(仮想通貨)市場全体の弱体化にまで発展し、多くの暗号資産(仮想通貨)価格が大幅に急落する可能性がある。
中国国内でのコロナウイルス拡大に関する情報には十分に警戒しなければならない。
そして、ビットコイン価格にまで多大な影響を与える「マイニング」についても、今後の動向を注意深く見守ることが必要だ。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta