インドによるブロックチェーン導入公表、ビットコインへの影響はいかに

インド政府はブロックチェーンに全面協力か

インド政府が、共有インフラストラクチャを改善するためにブロックチェーン技術の開発と本格的な導入を目指していく計画を正式に発表した

ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)の基盤を支えるブロックチェーン技術を、人口約13億人を抱えるインドが本格導入するとなると、ビットコイン市場に非常に大きな影響を与えることが予想される。

具体的には、ブロックチェーン技術を、行政・金融・サイバーセキュリティなどのさまざまな領域を国をあげてブロックチェーン技術の開発・実行する多機関を全力でサポートしていく予定であると、全面協力を掲げている。

中国の影響が大きいか

一説によると、今回のインドの動きは、中国政府の動きが大きく関わっているという。

昨月、習近平国家主席がブロックチェーン技術の導入を公言したため、大国インドもビックウェーブに相乗りし、ブロックチェーン領域で世界的地位を築き上げようという策略だ。

今年7月にはビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を全面禁止する案提出などで暗号資産(仮想通貨)への嫌悪感を示していたインドだが、今回は全く逆の展開に向かっている。

 

ここ半年間でめまぐるしい動きを見せ続けるインド。

世界トップクラス級の人口を抱えるインドがビットコイン及び暗号資産(仮想通貨)市場に及ぼす影響は特に大きい。

インドIT大臣のSanjay Dhotre氏は、「政府は現在、財産登録のためのブロックチェーンシステムの試験運用を行っている。また、その他の領域においても既に試験運用は始まっている。」と、導入に向けた機敏性を強調する。

インド政府の動きはビットコイン価格にとって好材料となるのか。

今後も注目していきたい。