マーク・キューバン氏が、カマラ・ハリス氏が大統領選に勝利した場合、証券取引委員会(SEC)委員長の座に就く意欲を示している。
仮想通貨業界の支持者として知られるキューバン氏の発言に、業界関係者の注目が集まっている。
キューバン氏、SECトップの座に真剣な関心
キューバン氏はインタビューで、ハリス氏が大統領に当選した場合、現職のゲーリー・ゲンスラー氏に代わってSEC委員長を務める用意があると改めて表明した。
これは冗談ではなく、真剣な意向であることが確認された。
キューバン氏は仮想通貨業界の支持者であると同時に、ハリス氏の大統領選挙運動の熱心な支援者でもある。
また、ゲンスラー現委員長による米国の仮想通貨企業に対する一連の厳しい執行措置を批判してきた。
ハリス氏の陣営は、選挙運動開始直後からキューバン氏に仮想通貨に関する「複数の質問」を投げかけており、これを同氏は前向きな兆候と捉えている。
ハリス氏、仮想通貨に対する姿勢を軟化
最近、ハリス氏は仮想通貨業界に関する初めての公式発言を行った。
マンハッタンの有力支援者の前で、「消費者と投資家を保護しつつ、AIやデジタル資産のような革新的技術を奨励する」と述べた。
また、ピッツバーグ経済クラブでの演説では、「アメリカはAIや量子コンピューティング、ブロックチェーンなどの新興技術で引き続き優位性を保つ」と宣言した。
キューバン氏の経歴と意欲
キューバン氏が本気でSEC議長を狙っているのかは不明だが、彼はこれまでもゲンスラー氏の仮想通貨業界に対する対応を痛烈に批判してきた。
SEC議長は株式市場や上場企業の規制を行うという日々の細かな業務も含まれるため、その適性が問われる役職である。
これまでSEC議長を務めた人物には、ゲンスラー氏のように政府経験が豊富な者もいれば、トランプ前大統領が任命したジェイ・クレイトン氏のように民間セクター出身で政府経験のない者もいる。
キューバン氏は起業家や投資家として豊富な経験を持ち、10年以上にわたり政治資金集めに積極的に関与してきた。しかし、政府での正式な職務経験はない。
2008年、SECはキューバン氏をインサイダー取引で提訴したが、2013年にテキサス州の連邦陪審員団が全会一致で責任なしと判断している。
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