「CBDCのメリットよりもリスク・コストの方が大きい」=イングランド銀行元顧問が仮想通貨などに懐疑的
昨今、世界各国でCBDCの開発・導入が目指されており、現在では最大105ヶ国の中央銀行が、CBDCに関心を示していることが明らかになっている。Crowdsourcingweekが報告している。
これらの国のうち、バハマ、ナイジェリア、カリブ海諸国、中国、ジャマイカが CBDCを立ち上げたほか、ガーナ、南アフリカ、アラブ首長国連邦、タイ、マレーシア、シンガポールなどの他の国でも、試験的な導入が進んでいる。
そんな中、イングランド銀行の元顧問であるTony Yates氏が、CBDCプロジェクトの価値について言及した。Yates氏によると、「デジタル通貨を展開するリスクとコストは、そのメリットよりもはるかに高くなる」といい、その懐疑的な見方等を示した。
「CBDCは取引に時間を要し、コストも高価となる可能性があります。また、仮想通貨には、インフレの安定した流れを確保するために人間が管理するマネーサプライがありません。(中略) CBDCを開始することで、中央銀行の準備金が取引相手以外の多くの人が広くアクセスできるようになることに加え…、CBDCのソフトウェアとハードウェアを構築及び管理するためだけにスタッフを雇用することは、中央銀行にとって大規模な事業になるおそれがあります。」
上述の通り、今日では世界各国各地域においてCBDCに肯定的な動きが多く見られているものの、Yates氏のようにデジタル通貨、仮想通貨に否定的な見解を示す者は依然として多く、かかる分野に関連する議論はますます活発化しつつある。
各当局による法規制制定への動向にも注意を払いつつ、引き続きCBDC市場の動きに注目していきたい。

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この記事は「Former Bank Of England Advisor Says CBDCs Are Not Worth The Risk」を参考にしています。
