ドイツIT大手のチーフエバンジェリストがCBDCについて言及、さらなる飛躍に期待
11月、香港通貨庁のGlobal Fast Track CBDC 2022コンペティションで「Best Technology Award」を受賞し、仮想通貨業界内外から注目を集めているドイツのIT企業Giesecke+Devrient(以下「G+D」)のチーフ・エバンジェリストを務めるLars Hupel氏が、「CBDCが生活をどのように変えることができるか」について言及し、注目を集めている。
まず、同氏は、CBDCがもたらすメリットについて、主に以下のように語った。
「金融包摂の低下にはさまざまな理由が考えられています。一部の国では、人々がプライバシー上の理由から現金を好んでいる銀行システムに大きな不信感があります。また、銀行の支店が全く存在しない地方もあります。そして、ほとんどお金を持っていないのに銀行に高い手数料を払っている住民もいます。こういった問題に取り組むためには、全体論的なアプローチが必要不可欠です。オフライン対応の支払いは、これらの問題の多くに対処します。そのため、トークンベースのオフラインモデルでは、銀行口座を必要としないスマートカードや一部のデバイスを発行することができます。代理店に行ってその代理店に現金を渡すと、それがCBDCに変換されてカードに入金される形となります。」
「既存の現金には問題があります。多くの小売業者にとって、現金の取扱いにはかなりの費用がかかります。また、現金を運ぶ際にもリスクが伴う可能性があります。また、オンラインでの支払いに現金は使用できませんが、CBDCは使用できます。我々は、常にCBDCが現金を補完することが可能だと考えています。」
次に、2023年のCBDC開発に関連する動きについて、以下のように説明している。
「テクノロジーにおける最大の課題のひとつはパフォーマンスにあります。国内で限定的なパイロットを行う場合、用途とマシンの数が限られており、1秒あたり数百のトランザクションに入る可能性があります。(中略) しかし、スケールアップして経済の大部分を CBDCシステムに基づいて構築したい場合は、極めて高性能である必要があります。バックエンドにはさまざまな違いがあり、分散型台帳技術(DLT)を採用するものもあれば、ハイブリッドモデルを使用するものもあります。今後は、これらのソリューションをどのようにスケールアップできるかという点…に注目しています。」
2022年、世界中各国各地域において、CBDCに関する動きは加速傾向にあった。
CBDC市場が世界的に成長を遂げることによって仮想通貨業界にも好影響が及ぶことに期待されるところ、引き続き各中央銀行の動向に注目が集まる。

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この記事は、Forkastの「Regulatory issues ‘still challenging’ as CBDCs gain popularity globally, says German IT firm Giesecke+Devrient’s Chief Evangelist Lars Hupel」を参考にしています。
