仮想通貨市場関連データ分析を行うCryptoQuant のCEO(最高経営責任者)を務めるKi Young Ju氏は、中短期的なビットコイン(BTC)相場について自身の意見を明かし、「きわめて強気な兆候」だとの見解を示した。
Ki Young Ju氏によるこの見解の背景には、『Coinbaseからのビットコイン流出』が大きく関係しているといい、これらは「機関投資家からのOTC取引の一部である可能性が高い」との見方を主張する。
昨今のビットコイン市場は比較的不安定な状態が継続しているだけに、同氏の強気予測には大きな注目が集まっている。
「ビットコイン(BTC)市場に“強気の兆候”」大手仮想通貨データ分析企業CEOが“ブルラン継続”を指摘
仮想通貨市場関連データ分析を行うCryptoQuantのCEOであるKiYoung Ju氏は、短期的なビットコイン相場シナリオについて自身の見解を示し、「きわめて強気な兆候」だとの見方を説明した。
Massive Coinbase outflows. 15k $BTC at 32.4k
Looking at the TX, it went to custody wallets that only have in-going transactions. It’s likely to be OTC deals from institutional investors.
I believe this is the strongest bullish signal.
Chart ? https://t.co/20Dz85Y5mG pic.twitter.com/W2G7M9lpm1
— Ki Young Ju 주기영 (@ki_young_ju) February 1, 2021
KiYoung Ju氏のこの強気な予測には、大手仮想通貨取引所『Coinbaseからの大量ビットコインの流出』が大きく関係している。
先日、約5億1,500万ドルに相当する『15,000BTC超』ものビットコインがCoinbaseから流出したことが明らかになった。
いくつかの要因に基づいて、Ki Young Juは、これが機関投資家による店頭(OTC)取引の一部である可能性が高いと考えている。
OTC取引とは、「Over The Counter」の略で、取引所や市場を通さず、個人や企業が直接仮想通貨の売買を行うことを指す。
OTC取引のメリットとしては、「取引量の制限がない」・「市場からの影響を受けない」などの側面が挙げられる。
一般的な仮想通貨取引所では、一度に取引できる限度量が決まっているため、機関投資家などの一度に大量のビットコインを移動させるような大口投資家にとっては、OTC取引を活用しやすいという側面があるのが特長だ。
また、大規模なウォレット(=15,000BTCを超えるものなど)を小規模なウォレット(1,000BTC-5,000BTCのものなど)に分割すると、セキュリティ面では向上するものの関連するセキュリティコストも必然的に高くなる。
なぜビットコインにとって『仮想通貨取引所からの流出』が“強気の兆候”になるのか?
1/ Coinbase BTC outflows
It seems massive Coinbase BTC outflow usually goes to their new cold wallet for custody that held 6000-8000 BTC. If Coinbase moves a significant amount of Bitcoins to other cold wallets, it would indicate OTC deals.Chart: https://t.co/zSIJ9E5sLv pic.twitter.com/jxUpbUn9JP
— Ki Young Ju 주기영 (@ki_young_ju) December 18, 2020
Ki Young Ju氏は、Coinbaseからの大量ビットコインの流出は、「投資家がトークンをストレージに移動していることを表しているため、仮想通貨市場の強気の兆候と見なしている。」と説明する。
一般的に、投資家が大量のビットコインをコールドウォレットなどのストレージに移動している場合、それは投資家が仮想通貨を“販売”するのではなく、“保有”し続ける価値があると見なしていることを意味するケースが多い。
Ki Young Ju氏は、ビットコイン市場の現状について以下のように自身の見解を示した。
「転送されたトークンは、ネットワーク上で転送されたビットコインの数を示しています。この値が上昇し、すべての取引所の資金フロー比率が下がった場合、それは巨大なOTC取引が進行中であることを意味します。(中略) これらのOTC指標が機関投資家の購入を示し続ける限り、現在のビットコイン“ブルラン”は決して衰えません。」
日々強まるビットコイン「クジラ」の存在感、強力な“売り圧力”への転換にも注意を

(Source:https://cryptoquant.com/overview/full/413?window=hour&utm_source)
昨今、ビットコイン市場における大口投資家「クジラ」の存在感の肥大化は否めず、ビットコイン価格の突発的な乱高下に懸念が広がりつつある。
そんな中で、仮想通貨取引所から多額のビットコインが取り出されているという動きは、Ki Young Ju氏が説明するように個人投資家にとって中短期的に「強気の兆候」として作用する可能性もあるだろう。
しかし裏を返せば、クジラがビットコイン市場において有する影響力が多大なものになっていることも意味し、これらのクジラの動向次第では再び大規模な価格変動が勃発するおそれも存する。
そんなビットコインの価格は、執筆現在(2月2日16時半現在)時点で、34,000ドル(=約356.9万円) 前後を推移している。
今後も引き続き、大口投資家「クジラ」の動向には細心の注意を払いつつも、Ki Young Ju氏が主張するようにさらなるビットコイン価格の上昇に期待していきたい。
\無料アプリを使って/
この記事は、www.coininsider.comの「Bitcoin News: Bitcoin outflows extremely bullish sign, according to CryptoQuant CEO.」を参考にして作成されています。