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【指標発表】米8月CPI、本日発表|FOMC前最後のインフレ指標、ビットコインの影響は

2026年9月11日 18:23  Arai Yu

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本日9月11日(金)21:30に、米国の8月消費者物価指数(CPI)が発表されます。

CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格変動を示す指標で、インフレ動向を示す代表的な経済指標であり、FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策を左右することから、金利やドル相場を通じてビットコイン価格にも影響を与えやすい材料とされています。

今回は来週15〜16日のFOMCを前にした最後のインフレ指標となります。先週の雇用統計が予想を大きく上回る強さだったことで利上げ観測がくすぶるなか、今回の結果がFRBの判断を直接左右する可能性があり、市場の注目が集まっています。

CPI(8月)の前回値と予想

日付 重要度 時刻 イベント 前回 予想
9/11(金) ★★★ 21:30 消費者物価指数(前年比)
消費者物価指数(前月比)
コアCPI(前月比)
3.4%
0.1%
0.2%
3.4%
0.4%
0.2%

前月比のヘッドラインは前回の0.1%から0.4%へと大きく加速する予想ですが、これは中東情勢を背景に原油価格が100ドルを突破したエネルギー高が主因とみられています。一方でコアCPIは前月比0.2%と横ばい、前年比では2.5%から2.4%へ鈍化する見通しで、見出しの数字とコアで方向感が分かれる形です。

市場が最も注視しているのはコアCPIの前月比です。0.3%となれば利上げ観測が一段と強まり、0.1%まで鈍化すれば据え置き観測が優勢になるとみられています。小数点一つの違いで来週のFOMCの結論が変わりうる、極めて緊張感の高い発表となります。

結果別・ビットコインへの影響

予想を上回った場合

とくにコアCPIが0.3%以上となった場合、インフレ圧力の根強さが意識され、FOMCでの利上げ観測が一気に高まります。金利上昇・ドル高を通じて、ビットコインには強い下押し圧力がかかりやすくなります。

注目ライン:本日未明の安値である7万6400ドル付近を割り込むと、7万6000ドルの節目、さらに7万5000ドル方向への調整が意識されます。

予想を下回った場合

コアCPIが0.1%まで鈍化すれば、インフレ沈静化のサインとして据え置き観測が優勢となります。金利低下・ドル安への期待からリスク資産に資金が向かいやすく、ビットコインには反発の余地が生まれます。

注目ライン:まずは7万7600〜7万8400ドルに位置する移動平均線の抵抗帯を上抜けられるかが焦点です。突破できれば、10日の戻り高値である7万9600ドル付近が次の目安となります。

発表前に注目したいビットコインのラインとは

BTC/USDT 1時間足チャート

足元のビットコインは7万7000ドル台で推移しています。9月5日に8万1000ドル台をつけた後は戻り高値を切り下げる下降トレンドが続いており、本日未明には一時7万6400ドル台まで下落しました。現在はそこから反発しているものの、戻りは限定的です。

チャート上では短期から長期までの移動平均線がいずれも現在値の上に位置しており、上値では7万7600ドル、7万8400ドル付近と抵抗が連なる形になっています。この構造が続く限り、反発しても戻り売りに押されやすい地合いといえます。

今回のCPIがコアの鈍化を示せば、据え置き観測の高まりを追い風にこの抵抗帯を上抜ける展開も期待できます。一方で上振れれば、利上げ観測の高まりから7万6,400ドルの下値を試す可能性が高まります。FOMC直前の最後のインフレ指標であるだけに、発表前後はボラティリティが一段と高まりやすい局面です。ポジション管理には十分な注意が必要です。

参考元:investing
画像:shutterstock