暗号資産(仮想通貨)市場は9月8日から9日夕方にかけて、3銘柄そろって上昇しました。ビットコイン(BTC)は0.2%高、イーサリアム(ETH)は0.9%高、XRPは2.9%高です。
8日夜に米国市場がレイバーデー明けで再開すると売りが集中し、BTCは7万7620ドルまで下げました。ただそこから2%超戻し、3銘柄とも期間の高値圏にあります。
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ビットコイン、10カ月ぶりのゴールデンクロス

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは7万9191ドルで始まり、8日午前11時20分に7万9485ドルの高値を付けました。その後は東京時間を通じてじり安となっています。
売りが集中したのは8日午後10時31分からです。米東部時間の午前9時30分にあたり、ニューヨーク証券取引所が4日ぶりに開いた直後でした。5分足の出来高は直前の平均の4.5倍から8倍に膨らみ、午後10時50分に7万7620ドルの期間安値を付けています。
売られたのはこの局面だけで、そこから2.2%戻して現在値は7万9309ドル、期間では0.15%高です。8日には日足の50日移動平均線が200日移動平均線を上抜け、約10カ月ぶりのゴールデンクロスも成立しました。ただ2本の差は0.4%で、成立したばかりです。
イーサリアム、2500ドルを回復

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムは2490.29ドルで始まり、8日午後10時40分に2441.68ドルの安値を付けました。BTCの安値より10分早く底を打っています。
その後は水準を切り上げ、9日午後1時45分に2513.87ドルと期間の高値を更新しました。現在値は2513.47ドルで安値から2.9%戻し、期間では0.93%高です。2500ドルの節目も回復しました。値幅は2.96%と、BTCの2.40%を上回っています。
XRP、値幅5.27%で独歩高

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は1.3987ドルで始まり、8日午前0時40分に1.3781ドルの安値を付けました。8日夜からは上昇に転じ、9日午前1時に1.4507ドルの高値を付けています。
現在値は1.4385ドルで安値から4.4%戻し、期間では2.85%高と3銘柄で最も上げました。値幅は5.27%です。同じ期間にソラナは0.2%安、ライトコインは4.6%安で、XRPの強さが目立ちます。
休場明けの寄り付きで原油高を織り込む
売りが出た時間帯に、米国の指標発表も要人発言もありませんでした。動かしたのは、休場中にたまった材料です。
イエメンのフーシ派が8日、サウジアラビア南部のアブハとジザンで、アラムコの施設や空港、空軍基地を攻撃しました。73人が負傷し、エネルギー施設の一部が止まりました。7日がレイバーデーだったため、米国の現物市場がこれを値付けできたのは2時間弱あとの寄り付きでした。
北海ブレント原油は0.9%高の97.92ドルと7月23日以来の高値で引け、高値終値の更新は2営業日連続です。WTIは1.7%高の93.03ドルで、一時94.73ドルと3カ月ぶりの高値を付けました。
今後の展望|11日のCPI
焦点は11日夜の8月消費者物価指数です。前月比は0.4%上昇と、前回の0.1%上昇から加速する見通しです。9月の利上げ確率は3日のウォラーFRB理事の発言で50.4%まで下がったあと、8日に60%超へ戻しました。
前日の10日には午後9時15分に欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表、午後9時30分に8月の生産者物価指数が控えます。注目ラインはBTCが7万9485ドル、ETHが2514ドル、XRPが1.45ドルの上抜けです。
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