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ビットワイズ、ビットコインと金の相関が6年ぶり高水準と指摘

2026年9月3日 17:54  Arai Yu

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ビットコインと金の90日相関、約6年ぶり高水準

ビットワイズのアンドレ・ドラゴッシュ氏は9月2日付のCIOメモで、ビットコインが金に近い値動きを強め、ナスダック100との相関は1年ぶりの低水準まで下がったと示しました。暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインの位置づけが株式連動から通貨減価ヘッジへ移りつつあることを示す材料です。

メモでは、8月に米10年債と30年債の利回りが上昇した後、スコット・ベッセント米財務長官が長期債の購入を増やす介入を実施したと整理しました。この介入後、ビットコインは週間で22.4%上昇し、2024年3月以来の大幅高となりました。同じ週に金は約5%上昇し、株式は下落しました。

90日ローリング相関では、ビットコインと金の連動性がほぼ6年ぶりの高水準に達しました。前回のピークは2020年のコロナ危機で、財政・金融刺激策が強まった時期と重なります。今回は政府のマクロ介入が再び相関上昇と重なりました。

一方、ビットコインとナスダック100の相関は1年ぶりの低水準まで低下しました。ドル指数(DXY)との相関も大きくマイナス圏にあり、ドル安や通貨価値の低下を意識した資金の受け皿として振る舞っているとみられます。

ドラゴッシュ氏は「マクロ環境が緊迫する局面では、投資家が金とBTCをますます区別しなくなっている」と記しました。そのうえで、最近のビットコインは「金の増幅版」のように見え始めていると表現し、通貨の減価を金でヘッジするかビットコインでヘッジするかという選別自体が薄れているとの見方を示しました。

メモは、金市場の規模を約30兆ドルと位置づけています。中央銀行や政府、機関投資家が主導するこの市場にビットコインが近づけば、株式に近いリスク資産ではなく、より大きなマクロ資産の基準で評価される余地があります。

参考元:公式
画像:Shutterstock