メタプラネット(3350)は9月2日午前の取引で298円と、前日終値326円から28円安の‑8.59%まで水準を切り下げ、2営業日ぶりに反落しました。節目の300円も割り込んでいます。同じ時間帯の日経平均は1742円安の6万4473円(‑2.63%)と大幅続落し、世界的な金利上昇への警戒から全面安商状となっています。
ただし‑8.59%という下落率は日経の3倍を超えます。BTCは日本時間に入ってからほとんど動いておらず、午前の下げをBTC連動だけで説明することはできません。寄り付き前に生じたBTCの水準低下、日本株全体の地合い悪化、8月下旬の急騰で膨らんだ信用買い残が重なった格好です。
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当日の値動き

寄り付きは312円と、前日終値から14円安で始まりました。寄り付き前の時間帯にBTCが7万9000ドル台から7万6000ドル台まで下押しした流れを織り込んだ形です。その後は戻りを試す場面がほとんどなく、高値313円・安値296円と一貫して下値を切り下げ、298円で前場を終えました。出来高は2620万株です。
BTCは午前9時に7万7397ドル、前引け時点で7万7226ドルと、東京時間の変動率は‑0.10%にとどまりました。株価が8%超下げた時間帯にBTC自体は動いておらず、午前の売りは寄り付き前の材料と日本株の地合いによるものとみられます。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
8月20日以降の急伸で5日移動平均は319円まで切り上がっていましたが、298円はこれを明確に割り込みました。一方で25日移動平均は254円で、株価はなお17%上に位置しています。8月下旬に積み上げた上昇分をどこまで吐き出すかが目先の焦点です。3カ月リターンは+21.1%、1年リターンは‑65.1%となっています。
信用倍率は23.59倍から31.28倍へ急上昇しました。急騰局面で入った買い建てが整理されないまま残っており、戻り局面での売り圧力として意識されやすい状態です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
寄り付き直後から売りが優勢で、戻り高値は始値の312円を超えられませんでした。安値296円が当面の下値めどとなり、これを割り込むと290円台前半が視野に入ります。上値は前日終値の326円が最初の抵抗帯です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTCで、7月以降は据え置かれたままです。BTC価格の下落を受けてBitcoin NAV(評価額)は5324億円まで低下し、未実現損益は‑1269億円(‑19.2%)と、前日の‑1187億円(‑18.0%)から含み損が拡大しました。
1株あたりNAV(希薄化前)は395.72円と400円を割り込み、前日の401.81円から1.52%低下しています。株価298円はこの1株NAVを97円下回る水準です。EV mNAV(企業価値ベースのmNAV)は0.93倍と前日の0.98倍から後退し、時価総額4009億円・企業価値4968億円がBitcoin NAV5324億円を下回る状態が続いています。
今後の株価の焦点
下値は本日安値の296円、上値は5日移動平均の319円が当面のめどとなります。BTCが7万6000ドル台を割り込むか、7万9000ドル台を回復するかで方向感が決まりやすい局面です。
需給面では31.28倍まで膨らんだ信用買い残の整理が進むかが鍵です。1株あたりNAVと株価の乖離は97円まで広がっており、この差が縮まる動きが出るかも注目されます。
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