8月6日、メタプラネット(3350)の株価は前引けを217円で終え、前日比+5円(+2.36%)の4営業日ぶりの反発となりました。7月31日の高値引け245円から8月5日までの3営業日で約13%下落した後の切り返しで、日経平均が1000円超安と大幅反落する地合いのなかでの上昇です。
もっとも、この反発は売られ過ぎの反動という色彩が濃いものです。企業価値ベースのmNAV(EV mNAV)は0.85倍と1倍割れが続き、新株発行で調達してBTCを買い増す仕組みは6月30日を最後に止まったまま、7月急騰時に膨らんだ信用買い残も厚く残っています。株価を支える構造は前日から何も変わっておらず、底打ちかどうかは見極めの段階です。
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当日の値動き

前日5日は216円で寄り付いた後に売られ、終値212円(−2.30%)と3営業日続落で引けました。6日は214円で寄り付き、高値222円まで買われた後、217円で前場を終えています。
前場の出来高は約854万株です。日経平均が半導体・AI関連株の売りで一時1300円超安となる大幅反落のなかでの上昇ですが、値幅は限定的で、急落後の自律反発の範囲にとどまっています。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では7月31日の245円から8月5日の212円まで下落し、25日移動平均線を大きく割り込みました。8月6日は反発したものの5日移動平均線の下にあり、下降トレンドのなかの戻りにとどまっています。
3カ月リターンは−36.9%、1年リターンは−76.4%と長期の下げ幅は大きい水準です。目先は7月17日・28日の安値214円を回復できるかが焦点で、下値は年初来安値192円が意識されます。222円を明確に上抜ければ戻りが続くかどうかの試金石となります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、6日は寄り付き214円から222円まで戻した後、217円へ小緩む値動きです。下値214円で買いが入り、下げ止まりの形状はみられます。
短期のサポートは本日安値214円、上値は本日高値222円が最初のレジスタンスです。214円を維持できれば自律反発が続く一方、222円を超えられなければ戻り一服が意識されます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。円建てBTC価格は1016万3133円で、Bitcoin NAV(評価額)は4370億円、未実現損益は−2222億円(−33.7%)と前日から小幅に改善しました。
EV mNAVは0.85倍と1倍割れが続き、時価総額2780億円・企業価値3752億円がBitcoin NAV4370億円を大きく下回る評価は変わりません。mNAVが1倍を下回ると新株発行によるBTC購入が希薄化につながって機能しないため、BTCの追加購入は6月30日を最後に止まったままです。
株価が反発しても割安評価とエンジン停止の状態は解消しておらず、1株あたりNAV(希薄化前)341.08円に対し株価217円のディスカウントも残っています。
今後の株価の焦点
短期は本日安値214円が下値サポート、本日高値222円が上値レジスタンスです。222円を上抜ければ戻りが続く一方、214円を割り込めば200円台前半から年初来安値192円が視野に入ります。
反発が本物の底打ちに向かうには、mNAVの1倍回復と、6月30日を最後に止まっている買い増しの再開が欠かせません。1倍割れが続く限りこの状態は変わりにくく、厚く残る信用買い残の戻り売りも上値の重しとなります。BTCが6万4000ドル台を維持し現物ETFへの資金流入が続いていることは下支え材料で、次の転機は8月13日の決算発表です。
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