暗号資産(仮想通貨)市場は8月2日から3日午前にかけて、主要3銘柄が方向感を欠くもみ合いとなりました。週末で米国市場が休場のため、薄商いの小動きです。
ビットコイン(BTC)は2日未明に6万2263ドルまで下げた後、6万3000ドル台へ戻すも、6万4000ドルに届いていません。イーサリアムとリップル(XRP)も似た値動きで、リップルがやや堅調でした。
ビットコイン、200週線を割り込み6万3000ドル台で低迷|7月末の独歩安で弱い8月入り
ビットコイン、6万4000ドルを回復できず

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは2日未明の6万2263ドルを安値に、3日朝には6万3701ドルまで水準を切り上げました。もっとも戻りは鈍く、6万4000ドルの節目には届いていません。
現在値は6万3145ドルで、24時間では0.3%高とほぼ横ばいです。前週末にかけて月末のポジション調整などを背景に6万4000ドル台から水準を切り下げており、そのまま上値の重い展開が続いています。
週末で米国市場が休場のため新規の手掛かりに乏しく、下降基調のなかでの一服にとどまりました。足元は6万3000ドル台での小幅な値動きが続いています。
イーサリアム、1900ドルに届かず

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムも2日未明に1823ドルの安値をつけた後、3日朝には1895ドルまで買われました。ただ1900ドルの節目は上抜けできず、現在値は1865ドルです。24時間では0.5%高とほぼ横ばいにとどまります。
始値比でも変化は小さく、低調な出来高のなか、1900ドルを挟んだ方向感の乏しい展開が続いています。
リップル、3銘柄で相対的に堅調

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は2日未明の1.049ドルを安値に、3日朝には1.091ドルまで水準を切り上げました。現在値は1.074ドルで、24時間では0.7%高です。始値比では1.4%高と、主要3銘柄のなかでは戻りがやや大きくなりました。もっとも1.09ドル前後では抑えられ、明確な上抜けには至っていません。
円買い介入は波及限定、薄商いと機関需要の細りが重し
週末で最大のマクロ材料は、8月1日未明に実施された日米協調の円買い介入です。2011年以来という異例の協調介入でしたが、為替が中心のイベントで、暗号資産への直接の波及は限られました。米国市場が休場の薄商いも重なり、値動きは小幅でした。
地合いそのものは慎重で、直近営業日の7月31日時点ではスポットのBTC関連ETFから資金流出が続き、機関投資家の需要の弱さもうかがえました。8月の季節性もあって、上を試す動きは限られました。
雇用統計と8月の季節性
当面の焦点は、8月7日午後9時半に発表される米雇用統計です。強い内容なら利上げ警戒が強まり、暗号資産の重しとなりかねません。弱ければ、金利低下観測から支援材料となる可能性があります。
8月は季節的に軟調になりやすい点も意識されます。目先はビットコインが6万2000ドルの下値支持と6万4000ドルの上値抵抗、イーサリアムは1900ドル、リップルは1.09ドルの回復が焦点です。
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