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DeFi大手のAaveの新市場「Monad」、開始2日で預金1億ドル突破

2026年7月6日 17:28  Arai Yu

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分散型金融(DeFi)大手Aaveが新たに展開した「Monad」市場の預金残高が、サービス開始から2日で1億ドルを突破しました。ローンチ初日の24時間でも7500万ドルに達しており、立ち上がりとしては異例の速さです。対応資産はUSDT0、USDC、GHO、WETH、cbBTCなど12種類で、Monad上のレンディング需要の強さを示しています。

Aave V3のMonad展開は7月2日に始まり、同日付の公式発表では、Monad Foundationが初年度に1,500万ドルのインセンティブを拠出する方針を示しました。あわせて1000万GHOを取得し、6カ月超にわたって保有する計画も打ち出しています。

レンディング市場では、利用者が資産を預け入れることで流動性が厚くなり、借り手はその資産を担保付きで調達できます。預金残高の急拡大は、単に資金が集まったというだけでなく、借入や担保運用の土台が短期間で整ったことを意味します。新興チェーンでは流動性不足が利用拡大の壁になりやすいだけに、立ち上げ直後から大口の預金が集まった点は重みがあります。

Monad側が用意した報酬設計も資金流入を後押しした形です。初年度のインセンティブに加え、AaveのネイティブステーブルコインであるGHOを財団が保有する枠組みは、プロトコルとの結び付きを強める施策として位置付けられます。Aave Labs創設者兼CEOのStani Kulechov氏は、Monad展開によって高速な実行環境と深い流動性を提供すると説明しています。Monad Foundation共同創設者のKeone Hon氏も、Aaveを機関投資家が信頼するレンディングの標準と位置付けました。

初期流動性を支えたインセンティブ設計

今回の市場では、USDT0やUSDCといったドル連動資産に加え、GHO、WETH、cbBTCなど主要資産を受け入れ対象としました。利用者にとっては、保有資産を売却せずに預け入れや借入に回せる選択肢が早い段階で整ったことになります。対応銘柄を広くそろえたことで、ステーブルコイン運用から主要暗号資産の担保活用まで、一通りの利用導線を確保した構図です。

初期の預金残高は、DeFi市場では信頼性の指標として受け止められやすい面があります。監査や運用実績を重ねてきたAaveの仕組みが、Monad上でも早期に受け入れられたことで、チェーン側の資金受け皿としての存在感が一気に高まりました。預金が厚くなれば借入需要を呼び込みやすくなり、借入が増えれば利回り機会も広がるため、流動性の定着に向けた初期条件が整いやすくなります。

同じ時期には、Aave V4のEthereum市場でも預金が2億5000万ドルに達し、過去最高を更新しました。主力市場の拡大と新市場の急成長が同時に進んだことで、Aaveが複数のネットワークで資金を引き付ける局面に入っていることがうかがえます。

参考元:Monad
画像:Shutterstock

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