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ビットコイン・イーサリアム・リップル上昇|雇用統計の利上げ観測後退で仮想通貨は続伸

2026年7月3日 11:50  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は7月2日から3日午前にかけて続伸し、ビットコイン・イーサリアム・リップルの主要3銘柄がそろって上げ幅を広げました。7月2日夜の6月米雇用統計が市場予想を大きく下回り、追加利上げへの警戒が一段と後退したことが背景です。

リスク選好が強まってビットコインは6万1000ドル台を回復し、イーサリアムは24時間で5%を超える独歩高となりました。

【米6月雇用統計】本日21:30発表|21カ月ぶり安値のビットコイン、6万ドル攻防の分岐点に

ビットコイン、6万1000ドル台を回復

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは7月2日、6万ドル前後で底堅く推移した後、夜の指標発表を挟んで上げ幅を広げ、一時6万1839ドルまで上昇しました。現在は6万1465ドルと24時間で約2.2%高です。

前日に約21カ月ぶりの安値圏から6万ドルを回復した流れを引き継ぎ、6万ドルの節目を維持したまま2日続けて上値を伸ばした形です。ただし戻りの持続力には慎重な見方も残り、6万2000ドルの回復に向けては上値の重さも意識されます。

イーサリアム、+5.6%の独歩高で1700ドル台を回復

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは3銘柄で最も強い動きとなりました。7月2日朝の1598ドルを起点に夜には一時1708ドルまで上昇し、現在は1707ドルと24時間で約5.7%高です。

ビットコインの伸びを大きく上回りました。ただしイーサリアム固有の新規材料は確認されておらず、リスクオン局面で値動きの荒い銘柄が買い戻される「高ベータの巻き戻し」の側面が大きいとみられます。

リップル、1.09ドル台へ切り上げ1.1ドルまで上昇

XRP/USDT 1時間足チャート

リップルも続伸しました。7月2日昼過ぎに1.046ドルまで押した後に切り返し、他の2銘柄と同様に夜の雇用統計発表後にかけて上げ幅を広げ、一時1.1027ドルまで上昇しました。現在は1.0909ドルと24時間で約3.3%高です。

この間、1ドルの心理的節目を一度も割ることなく維持したまま1.09ドル台まで値を上げ、1.1ドルの回復をうかがう展開です。

6月米雇用統計の大幅未達で追加利上げ観測が後退

今回の続伸の主因は、日本時間7月2日夜に発表された6月の米雇用統計です。非農業部門雇用者数は前月比5万7000人増と、市場予想の11万5000人増を大きく下回り、4月・5月分も下方修正されました。

労働参加率も2021年3月以来の低水準に低下し、労働市場の減速が鮮明です。この局面で市場が警戒しているのは利下げでなく追加利上げで、弱い雇用は利上げ圧力の後退を意味します。

7月会合の据え置きが見込まれるなか、市場は9月の追加利上げ観測を後退させ、株価指数先物が上昇するなどリスク選好が強まりました。

今後の展望|焦点はインフレ指標とFOMC、3銘柄の注目ライン

雇用統計を通過し、当面の焦点はインフレ指標(CPI・PCE)と7月末のFOMCに移ります。インフレの鈍化が確認されれば追加利上げ観測がさらに和らぎ、続伸に弾みがつきそうです。

一方、物価の高止まりが示されれば利上げ警戒が再燃し、上値が重くなる展開も想定されます。注目ラインは、ビットコインが6万2000ドルの回復と6万ドルの維持、イーサリアムが1700ドル台の定着、リップルが1.1ドルの回復と1ドルの維持です。

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