6月12日の東京株式市場で、メタプラネット(3350)は前場11時30分時点で前日比11円高(+4.91%)の235円と急反発しました。前日6月11日に安値220円まで売られて52週安値・年初来安値を更新した直後だけに、底値圏からの大幅な切り返しとなりました。
この日は日経平均株価が前引けで2225円高(+3.47%)と急反発し、一時6万7000円台を回復する全面高となったほか、ビットコイン(BTC)も約6万3500ドルへ持ち直しました。6月10日発表の米5月消費者物価指数(CPI)が市場予想どおりに無難に通過したことでリスクオンが復活し、売られ過ぎ水準にあったメタプラ株に買い戻しが入った構図です。
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当日の値動き

前日6月11日は231円で寄り付いたあと、高値237円から一転して安値220円まで下落し、終値224円(前日比-5円、-2.18%)と連日の安値更新で引けました。出来高は2642万株です。続く6月12日は230円で寄り付き、地合いの急改善とともに買いが先行して高値240円まで上昇、安値226円を挟みつつ11時30分時点では235円(前日比+11円、+4.91%)で推移しています。
前場の売買高は1058万株です。前日に底入れ感の乏しい安値更新を演じたばかりの水準から、わずか1日で大きく切り返した格好で、自律反発の動きが鮮明となりました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では、6月11日の安値220円で当面の売られ過ぎ感が極まり、6月12日に大幅高で切り返したことで、220円が直近の下値の節目として意識されやすくなりました。
各移動平均線は依然として上値に控えて下向きであり、本格的な反転には時間を要する形状ですが、まずは220円を維持できるかが底入れの分岐点です。戻りに弾みがつく場合は、243円・250円台の回復、その上の267円水準の奪回が上値メドとして意識されます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、6月11日安値220円からの切り返しが起点となり、6月12日の寄り付き230円を足場に高値240円まで戻りを試しました。
短期的には226〜230円が下支え、上値は前場高値の240円がレジスタンスとして意識されます。日経平均の急反発とBTCの持ち直しに沿って下値を切り上げており、240円を明確に上抜けられるかどうかが、反発の持続力を測る目安となりそうです。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は1551万5602円、取得総額は6234億円です。BTC価格は本記事執筆時点で約6万3500ドル(約1016万円、1ドル=160円換算)へ回復しています。
Bitcoin NAV(純資産価値)は4089億円で、未実現損益は-2144億円(-34.4%)と、前日の-36%超から含み損が縮小しました。一方で時価総額は3008億円、企業価値(EV)は3624億円で、EV mNAVは0.89倍と前日の0.87倍から持ち直したものの、依然として1倍割れが続いています。
1株あたりNAV(希薄化前)は319.49円で、株価235円はこれを下回る水準にあり、保有BTC価値に対する割安感は残っています。なお負債残高は476億円、優先株残高は236億円です。
今後の株価の焦点
短期的には、6月11日安値220円を維持しながら反発を続けられるかが最大の焦点です。上値は前場高値の240円、その先は243円・250円台が戻りのメドとなります。BTCは約6万3500ドルへ回復しており、株価の追い風となる一方、CPI通過後も6月17日に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした持ち高調整がボラティリティを高める可能性があります。
mNAV0.89倍という割安水準が修正に向かい、自律反発が本格的な底入れにつながるかどうかが、今後の株価方向を左右するとみられます。
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