Rippleは6月10日、XRPL上でAIエージェント向けの自律決済アプリを構築するための開発キット「XRPL AI Starter Kit」を発表しました。Phase 1では、ドキュメント連携用サーバー、Claude向けスキル、x402対応をまとめて提供し、XRPとRLUSDによる支払いを扱えます。AIが人手を介さずデジタルサービスの利用料を支払う仕組みを、実際に組み込みやすい形で示しました。
XRPL上でAIエージェントの自律決済を実装しやすくする開発キット
今回公開されたStarter Kitは、開発者向けのツール、ドキュメント、各種インテグレーションをまとめたものです。狙いは、AIエージェントがAPIやコンピュートなどのデジタルサービスに対し、自律的に支払いを行う「agentic payments」の実装を後押しすることにあります。
Phase 1に含まれるのは、「XRPL Docs MCP Server」「Claude Skills」「x402 support」の3つです。XRPL Docs MCP Serverは開発時にXRPL関連ドキュメントへ接続するための構成要素で、Claude Skillsではウォレット作成、支払い、トランザクション追跡を扱えます。x402 supportでは、XRPとRLUSDを使ったエージェント間決済に対応しました。
この構成によって、AIエージェントは情報取得、ウォレット操作、支払い実行までを一連の流れとして扱いやすくなります。単なる実験用コードではなく、支払い機能を備えたアプリケーションの土台をまとめて提供した点が今回の特徴です。
同日には、Mastercardが「Agent Pay for Machines」の関連パートナーとしてRippleを選定した動きも伝わりました。AIエージェントによる決済をめぐっては、暗号資産(仮想通貨)インフラと既存決済網の双方で実装競争が進んでおり、今回のStarter Kit公開はその流れの中で位置づけられます。
参考元:ripple公式
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