6月10日の東京株式市場で、メタプラネット(3350)は前場11時時点で前日比11円安(-4.53%)の232円と反落しました。前日6月9日に243円(+2.53%)と続伸していた流れから一転し、戻りは一服しています。
この日は米5月の消費者物価指数(CPI)発表を当日に控えた持ち高調整とリスクオフが優勢となり、ビットコイン(BTC)が6万1000ドル台へ失速。日経平均株価も前引けにかけて1.06%安と軟調で、メタプラ株は安値232円まで売られ、6月8日につけた52週安値231円に接近しました。
BTC、6万1000ドル台に再下落|買い戻し主導の反発は失速 、6万ドル攻防の試金石は今夜のCPI
当日の値動き

前日6月9日は238円で寄り付き、高値247円・安値238円をつけたあと、終値243円(前日比+6円、+2.53%)と続伸して引けました。出来高は1767万株です。
続く6月10日は236円で寄り付いたものの上値は重く、高値239円どまりで安値232円まで下落し、11時時点では232円(前日比-11円、-4.53%)で推移しています。前場の売買高は約859万株です。安値232円は52週安値231円に1円差まで肉薄しており、CPIを前にしたリスク回避の売りが株価の重しとなりました。日経平均も同時刻に1.06%安と下げており、地合い悪化が逆風となっています。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では、6月8日に52週安値231円をつけたあと6月9日に続伸したものの、6月10日に再び反落して231円に接近しました。各移動平均線は上値に控えて下向きで、戻り売り圧力が残る形状です。
231円を明確に割り込むと一段の下値模索につながりやすい一方、ここで踏みとどまれば6月8日安値との二点底を形成する可能性もあり、231円の攻防が当面の最大の節目です。戻りに転じる場合は、まず247円・250円台の回復、その上の267円が確認材料となります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、6月9日高値247円からの反落局面で、6月10日の寄り付き236円を起点に安値232円まで下押ししました。短期的には231〜232円が下支え、上値は寄り付き水準の236円がレジスタンスとして意識されています。
CPI警戒でBTCが軟化するなか下値を切り下げており、236円を回復できるかどうかが、戻りに転じる目安となりそうです。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は1551万5602円、取得総額は6234億円です。本記事執筆時点のBitcoin NAV(純資産価値)は3969億円で、未実現損益は-2265億円(-36.3%)と含み損が前日から拡大しています。
一方で時価総額は2982億円、企業価値(EV)は3598億円で、EV mNAVは0.91倍と1倍割れが続いています。1株あたりNAV(希薄化前)は310.11円で、株価232円はこれを大きく下回る水準にあり、保有BTC価値に対して株価が割安に評価されている状態が一段と強まっています。なお負債残高は476億円、優先株残高は236億円です。
今後の株価の焦点
短期的には、6月8日の52週安値231円を維持できるかが最大の焦点です。割り込めば下値模索が強まる一方、守り切れば二点底による反発も期待されます。上値は236円、その先は247円・250円が戻りのメドです。BTCは執筆時点で約6万1600ドルで推移し、6万1000ドル台の維持と6万4000ドルの回復が節目となっています。
当日発表の米CPIの結果がFRBの利下げ観測とBTC相場の方向を左右し、6月17日には連邦公開市場委員会(FOMC)も控えます。マクロ材料の通過後に、mNAV1倍割れの割安感が買い戻しを呼び込むかが、今後の株価方向を左右するとみられます。
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