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メタプラネット、52週安値から244円へ上昇|BTC反発とトランプ氏イラン合意発言が逆行高を支える

2026年6月9日 12:31  6月9日 13:28  Arai Yu

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6月9日の東京株式市場で、メタプラネット(3350)は、前引け時点で前日比7円高(+2.95%)の244円と2日続伸しました。前日6月8日には、米半導体株の急落を受けて日経平均が一時3100円超下落(-3.83%)するなか、メタプラ株も一時231円まで売られて52週安値・年初来安値を更新しましたが、終値は237円(+0.85%)とプラスで引け、急落地合いに逆行しました。

週末に6万ドルを割り込んでいたビットコイン(BTC)が、トランプ米大統領のイラン合意をめぐる発言で地政学リスクが後退し6万4000ドル台まで反発したことが、安値圏からのリバウンドを支えています。

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当日の値動き

6月8日は240円で寄り付いたあと、半導体ショックの売りで安値231円まで下落して52週安値を更新しましたが、引けにかけて切り返し、高値245円・終値237円(前日比+2円、+0.85%)で着地しました。出来高は3065万株です。続く6月9日は238円で寄り付き、前場高値247円・安値238円をつけ、前引けは244円(前日比+7円、+2.95%)と一段高となりました。前場のみの出来高は1078万株です。日経平均も6月9日前引けは前日比629円高(+0.98%)と反発しており、メタプラ株は2日続伸で安値圏からの底堅さを示しました。

メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート

日足では5月下旬の300円台から下値を切り下げる下降トレンドが続き、6月8日に52週安値231円をつけて短期的な売られ過ぎ感が極まりました。各移動平均線は上値に控えて下向きで、戻り売り圧力が残る形状です。

もっとも231円で下げ止まり翌日に続伸したことで、目先は231円が明確な下値の節目として意識されやすくなりました。本格的な底入れには、まず250円台の回復と、その上の267円・295円水準の奪回が確認材料となります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート

1時間足では、6月8日安値231円からの切り返しが起点となり、6月9日の寄り付き238円を足場に高値247円まで戻りを試しました。短期的には238円近辺が下支え、上値は247円がレジスタンスとして機能しています。

日経平均の反発とBTCの戻りに沿って下値を切り上げており、247円を明確に上抜けられるかどうかが、後場以降の戻りの強弱を測る目安となりそうです。

メタプラネットのビットコイン損益とmNAV

メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は1551万5602円、取得総額は6234億円です。本記事執筆時点のBitcoin NAV(純資産価値)は4028億円で、未実現損益は-2206億円(-35.4%)と含み損を抱えています。一方で時価総額は3122億円、企業価値(EV)は3738億円で、EV mNAVは0.93倍と1倍割れが続いています。

1株あたりNAV(希薄化前)は314.72円で、株価244円はこれを下回る水準にあり、保有BTC価値に対して株価が割安に評価されている状態が続いています。なお負債残高は476億円、優先株残高は236億円です。

今後の株価の焦点

短期的には、6月8日の52週安値231円が下値サポートとして機能するかが最大の焦点です。上値は前場高値の247円、その先は250円・267円が戻りのメドとなります。BTCは執筆時点で約6万2800ドルで推移し、6万4000ドルを上値抵抗、6万1000ドル台前半を下値の目安とする攻防が続いています。

6月10日の米消費者物価指数、6月17日のFOMCに加え、トランプ大統領のイラン合意発言が示す地政学リスク後退が定着するか、そしてmNAV1倍割れの割安感が買い戻しを呼ぶかが、今後の株価方向を左右するとみられます。

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