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仮想通貨取引所OKX、AI向け取引プロトコル「APP」発表|エージェント同士で商取引を完結

2026年4月30日 14:26  Arai Yu

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大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは4月29日、AIエージェント同士の商取引をブロックチェーン上で処理するオープン標準「Agent Payments Protocol(APP)」を発表しました。

APPは、見積もり提示、交渉、資金のエスクロー、利用量の計測、決済、紛争解決までをエージェント間で自律的に進める設計です。SolanaやEthereumなど複数チェーンに対応し、AWSやAlibaba Cloud、Ethereum Foundation、Solanaなど25社超が立ち上げ時のパートナーに名を連ねました。

支払いを超えて商取引を完結させる設計

APPが狙うのは、AIエージェントが単に送金するだけでなく、商取引そのものを完結できる状態をつくることです。OKXは、エージェント同士が条件を提示し合い、合意した内容に応じて資金を一時保全し、サービス提供後に自動で精算する流れを標準化したと説明しています。

これまでブロックチェーン上の決済は、人がウォレットを操作して送金する場面が中心でした。APPでは、その前段にある価格提示や条件交渉、履行確認、トラブル時の処理までを一連の手続きとして扱います。支払い機能を単体で置くのではなく、商取引の契約から精算までをまとめて機械同士で処理する設計にした点が特徴です。

仕組みとしては、エージェントがサービス内容や価格を提示し、相手側と条件をすり合わせたうえで、資金をエスクローに預けます。利用量や成果物の提供状況を計測し、条件が満たされれば自動で決済されます。問題が起きた場合には、追跡や責任の所在確認、紛争解決の手順もプロトコル内に組み込まれています。

この構造は、AIエージェントが外部サービスを購入したり、別のエージェントに処理を委託したりする場面で意味を持ちます。たとえば、データ取得、分析、決済、実行といった工程を複数のエージェントが分担する場合でも、都度人が仲介せずに取引を閉じられるようになります。機械間経済と呼ばれる領域で、送金インフラではなく商取引インフラに踏み込んだ格好です。

参考元:aicoin