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米予測市場Kalshi、自選挙に賭けた政治家3人を5年停止|過去最大の処分に

2026年4月23日 15:26  6月24日 15:44  Arai Yu

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米予測市場Kalshiは4月22日までに、自らが出馬した選挙を取引した政治家3人に対し、罰金と5年間の取引停止を科しました。対象はミネソタ州、テキサス州、バージニア州の候補者で、罰金額は539ドルから6229ドルにのぼります。Kalshiが公表した懲戒文書では、これらの行為を「政治インサイダー取引」と位置付けました。

Kalshiは米商品先物取引委員会(CFTC)の規制下で運営される法定の予測市場です。暗号資産(仮想通貨)関連の分散型賭け市場とは異なり、取引ルールと執行手続きが明文化されている点が特徴で、今回の処分は市場の公正性をどう守るかを示す事例になりました。

少額取引でも処分した市場運営の姿勢

処分対象となったのは、ミネソタ州上院議員でミネソタ州第2選挙区の民主党予備選候補だったMatt Klein氏、テキサス州第21選挙区の共和党予備選元候補Ezekiel Enriquez氏、バージニア州上院選で民主党予備選を経て無所属候補となったMark Moran氏です。

Kalshiの懲戒内容では、Klein氏に539ドルの罰金と5年間の停止、Enriquez氏に784ドルの罰金と5年間の停止、Moran氏に6229ドルの罰金と5年間の停止を科しました。いずれも自らの選挙結果に関する市場で取引していたことが違反と認定されています。

取引規模は大きくありませんでした。報道では、Klein氏とEnriquez氏の賭けは100ドル未満とされ、Moran氏も100ドル規模だったとみられます。それでもKalshiは、候補者本人が自分の選挙に賭ける行為そのものを問題視しました。金額の大小ではなく、参加者の立場が市場の信頼性を損なうという判断です。

処分の重さも目を引きます。過去の事例では単独の小口案件が中心で、カリフォルニア州知事候補による200ドルの取引が先例として挙げられていました。今回は3人を同時に処分しており、Kalshiにとって過去最大規模の執行となりました。

対応の分かれ方にも違いがありました。Klein氏とEnriquez氏は和解に応じた一方、Moran氏は責任を否定したうえで懲戒処分を受けました。公開された規制文書でも、Moran氏向けの通知が個別に示されています。

参考元:ms.now