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日銀が30年ぶりの利上げ、政策金利0.75%に──ビットコインは8万7000ドルに上昇

2025年12月19日 16:39  2月6日 16:48  Arai Yu

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日本銀行が約30年ぶりに金利を大幅引き上げ

日本銀行は12月19日、政策金利を0.5%から0.75%へ引き上げることを決定しました。この水準は1995年以来、実に約30年ぶりの高さです。新しい金利は12月22日から適用されます。

今回の決定は政策委員会の全員一致で可決されました。日銀は金融機関に適用する金利の上限を1.0%、下限を0.75%に設定し、市場金利がこの範囲で動くように調整する方針です。
利上げの背景には物価上昇が続いていることがあります。

11月の消費者物価は前年比で3.0%上昇しており、日銀が目標とする2.0%を大きく超えています。企業業績も好調で賃金も上がり始めており、日銀は「経済は緩やかに回復している」と判断しました。
植田和男総裁は会見で「現在の金利はまだ低く、経済を刺激する効果がある水準だ」と説明。今後の利上げについては「経済データを見ながら慎重に判断する」としており、市場では最終的に金利が1.5%程度まで上がるとの見方が広がっています。

画像:約30年ぶりの金利高水準

ビットコイン、発表後に上昇。これで調整は終りか?

日銀の発表を受けて、ビットコインは一時8万7,000ドル台まで上昇しました。市場は「噂で売って、事実で買う」展開だったと捉えられます。
利上げ観測が強まったのは12月1日。植田総裁が名古屋での講演で「利上げの是非について適切に判断したい」と述べたことで、実質的な利上げ示唆として受け止められました。
発表までの約2週間で価格は約10%下落した一方、発表後は反転して上昇しています。事前に取引所へのビットコイン流入が増えていた点からも、先回りの売りが進んでいた可能性がうかがえます。

ただし過去を振り返ると、日銀の利上げ局面では2024年3月に23%、同年7月に26%、2025年1月に31%と、いずれも20〜30%規模の調整が起きました。今回は下落が約7%程度にとどまっており、調整が出尽くしたのか、それともここから本格化するのか、市場の見方は割れています。

今後の焦点は追加利上げのペース

2026年に向けてさらなる利上げが予想されており、市場関係者の間では、「中立的な金利」とされる1.0%に到達するまでは段階的な利上げが続くとの見方が多数派です。
植田総裁は具体的なスケジュールを示していませんが、来年の賃上げ交渉の結果や米国経済の動向が、日本の利上げ余地に大きく影響すると見られています。特にトランプ次期政権の政策やFRBの利下げペースが重要な判断材料になりそうです。

追加利上げの可能性を考えると、暗号資産市場にとって今後も不確実性が続く状況です。過去のパターンが繰り返されるかどうか、今後数週間から数カ月の値動きが注目されます。

参考元:Reuters