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SpaceXが9,500万ドル相当のビットコインを移動、2026年のIPO準備か

2025年12月11日 19:35  2月6日 16:35  Arai Yu

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イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業SpaceXが、約1,021BTC(約9,500万ドル相当)を新しいウォレットへ移動させたことがわかりました。ブロックチェーン分析企業Arkham Intelligenceが12月10日に報告したもので、SpaceXは2025年後半だけで合計約8,910BTC(約9億2,400万ドル相当)という大規模な資金移動を行っています。

通常、大口保有者が大量のビットコインを移動させると「売却するのでは」と市場は警戒しますが、今回は違うようです。複数のアナリストは「これは売却ではなく、資産管理体制の強化だ」と分析しています。送金先は暗号資産取引所ではなく、Coinbase Primeのような機関投資家向けの保管サービスと見られており、資金は約614BTCと約407BTCの2つに分けられて送られています。移動後は動きを見せていないことから、SpaceXは引き続きビットコインを保有し続ける意向だと考えられます。

では、なぜこのタイミングで資金を移動させたのでしょうか。その答えは、SpaceXが2026年から2027年に予定している株式上場(IPO)にあると見られています。目標評価額は1兆5,000億ドルで、実現すれば史上最大規模のIPOとなります。

株式上場には厳格な財務審査が必要で、数億ドル規模のビットコイン保有は重要なチェック項目となります。そのため、分散管理していた資産を機関向け保管サービスに集約する必要がありました。実際、SpaceXは10月から頻繁にビットコインを移動させており、合計約4,337BTCの一部がCoinbase Primeへ送られたことが確認されています。一連の動きは上場準備のための財務整理と見られています。

有名なオンチェーンアナリストのWill Clemente氏は「企業がウォレット間でビットコインを移動させるのは整理作業であって、売却を意味するわけではない」と説明しています。実際、このニュースが報じられた後もビットコイン価格は9万ドル台で安定しており、市場は冷静に受け止めました。
SpaceXの動きは、企業がビットコインを財務戦略に組み込む流れが本格化してきたことを示す重要な事例と言えるでしょう。

参考元:THEBLOCK