2025年11月6日、ビットコイン(BTC)の価格がついに心理的な節目であった10万ドルを割り込み、暗号資産市場に大きな衝撃を与えています。
過去24時間で発生した強制ロスカット(清算)額は2500億円相当を超え、これは2025年5月以来、およそ6か月ぶりの安値圏への急落を意味します。
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価格推移と背景
今週に入り、ビットコインは徐々に下落傾向を強め、11月5日深夜(UTC)には99,800ドル台まで急落しました。
その後一時反発を見せたものの、回復の勢いは弱く、6日未明には再び99,000ドル台まで下落しました。
この下落により、長期ロングポジションを取っていた多くのトレーダーにとっては大きな痛手となり、CoinGlass等のデリバティブデータによると、24時間以内に約17億ドル(約2,600億円相当)のポジションが清算されたと報じられています。
要因:マクロ経済と投資心理の悪化
今回の下落の背景には、いくつかのマクロ経済的要因が絡んでいます。
- 米国FRB(連邦準備制度)のタカ派姿勢の継続により、利下げ期待が後退しました。
- 長期金利の上昇が、リスク資産全体にネガティブな影響がありました。
- 一部報道では、大手ファンドによる利益確定売りも観測されています。
- また、直近のビットコインETF関連の材料出尽くし感から、短期的な過熱感が意識されるようになっていました。
他の主要アルトコインも連れ安
ビットコインの下落は他の暗号資産にも波及し、以下のような影響が見られました。
- イーサリアム(ETH):一時5%超の下落で、5,000ドル台を割り込みました。
- ソラナ(SOL):約8%下落しました。
- XRP、AVAX、ADAなども軒並み下落し、暗号資産全体の時価総額は一時5%近く縮小しました。
投資家心理の冷え込みと今後の注目点
このような急落局面では、「さらなる下落」を警戒した投資家のポジション解消が連鎖的に進みやすく、センチメントの冷え込みが一段と加速します。
一方で、過去にもこうした急落局面が中長期的な買い場となった事例も多く、市場参加者の見方は分かれています。
今後の注目点は以下の通りです。
- 米国CPIなどの経済指標発表
- FRB関係者の発言内容
- ETF関連の新規資金流入状況
- 大手機関投資家の動向
まとめ:急落は「調整」か、それとも「転換点」か?
今回の10万ドル割れという節目の喪失は、心理的にもテクニカル的にも重要なサポートの崩壊を意味します。
とはいえ、現時点ではファンダメンタルが大きく崩れたわけではなく、むしろ一部過熱した市場のリセットとしての側面もあると見ています。
今後、価格が回復し再び10万ドル台を上抜けることができるかは、流動性と新規資金の流入次第です。
個人的には、長期的にはまだ強気シナリオを維持していますが、短期的には95,000ドル前後までのさらなる調整も視野に入れておくべきと考えます。
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