ビットコインを136 BTC追加購入
東証スタンダードに上場するメタプラネット株式会社は、2025年9月8日にビットコインを22億5,100万円分、136 BTC追加購入したことを発表しました。
平均取得単価は1 BTCあたり16,554,535円でした。
この取引により、同社のビットコイン保有量は20,136 BTCとなり、総取得額は約3,045億6,300万円に達しました。
通算の平均取得価格は1 BTCあたり約15,125,312円とされています。
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独自指標「BTCイールド」を公表
メタプラネットは株主価値向上を目的とし、「BTCイールド」と呼ばれる独自のKPI(重要業績評価指標)を導入しています。
これは、保有するビットコインの総額を完全希薄化後の発行済株式数で割った数値で、企業としてのビットコインによる資産効率を測る指標です。
今回の購入により、2025年7月1日から9月8日までのBTCイールドは30.8%に到達したと報告されています。
企業のビットコイントレジャリー戦略が数値化されている点で、他の企業に先んじた取り組みといえるでしょう。
長期戦略「555ミリオン計画」とは
メタプラネットは「555ミリオン計画」と名付けた長期戦略を掲げており、2026年末までに10万BTC、2027年末までに21万BTCの保有を目指しています。
これは現在のビットコイン総供給量の約1%を占める水準であり、非常に野心的な目標です。
この戦略を実現するため、株主総会において約1,303億円の資金調達計画が承認されました。
調達した資金は主にビットコインの追加購入に充てられる予定です。
資本市場を活用した大胆な戦略が注目されています。
株価は下落傾向 市場の反応は慎重
一方で、市場はこの動きを楽観的には受け止めていないようです。
今回の購入発表後もメタプラネットの株価は続落し、一時700円を下回る場面も見られました。
主な理由としては、新株発行を通じた資金調達により既存株主の持ち分が希薄化することへの懸念が挙げられます。
CEOはSNSを通じて、「企業の本質的価値は時間とともに評価される」とコメントし、短期的な株価変動に対する耐性を強調しています。
下図はメタプラネットの6か月足チャートです。

まとめ
メタプラネットの戦略は信念の表れ
メタプラネットは、従来のホテル事業から大きく方向転換し、ビットコインの保有と運用に特化した企業へと変貌を遂げました。
今回の追加購入は、その戦略に対する確固たる信念を示すものです。
企業の資産の中核を法定通貨ではなくビットコインとするアプローチは、米マイクロストラテジーを彷彿とさせるものですが、日本企業としては極めて異例です。
BTCイールドによる透明性と説得力
BTCイールドの導入により、株主や市場への説明責任が明確になった点は評価できます。
企業価値とビットコイン戦略の成果を定量的に把握できることは、ビットコインに対する中長期的な信頼を醸成する上で有効です。
株式希薄化とのトレードオフ
大胆な資金調達によって目標達成のスピードは加速する可能性がありますが、それに伴う株式の希薄化リスクは無視できません。
市場が慎重になるのも無理はなく、経営陣にはそれを上回る成果と説明責任が求められます。
長期戦略が評価されるかが鍵
目先の株価は低迷していますが、ビットコイン市場の成長とともに、同社の保有資産が劇的に膨らむ可能性もあります。
ビットコインがデジタルゴールドとしてより広く認知されるようになれば、メタプラネットの企業価値も飛躍的に高まるでしょう。
ただし、それには規制リスクや市況変動、技術的進化といった不確定要素も多く、ビットコイン市場に対する深い理解と対応力が不可欠です。
メタプラネットによる今回のビットコイン追加購入は、同社が掲げる長期戦略の一環であり、そのコミットメントの強さを改めて市場に示すものとなりました。
大胆な目標と独自のKPIで企業価値を高めようとする試みは、従来の日本企業には見られなかったアプローチです。
今後、市場がそのビジョンをどのように評価するかが注目されます。
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