概要
- 発表日時:2025年8月18日
- 対象企業:米ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)
株式発行基準の変更内容
従来、ストラテジー社は自社のビットコイン保有額(mNAV)に対し、普通株を発行する際に以下のような基準を設けていました。(2025年第2四半期決算報告より)
| mNAV倍率 | 発行方針 |
|---|---|
| 2.5倍未満 | 債務の利払いまたは優先配当の資金調達のみ |
| 2.5〜4.0倍 | 適機を見て普通株発行可能 |
| 4.0倍超 | 積極的に普通株発行を推進 |
今回の変更により、株価がmNAVの2.5倍を下回る場合でも、必要に応じて普通株発行が可能となりました。つまり、以前に課していた厳格な下限を撤廃し、資金調達の柔軟性を高めた格好です。
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長はこれを「資金調達制約の緩和」と説明し、ビットコイン購入などへの資金手当や支払いのための余地を広げたい意向を明らかにしています。
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ビットコインの追加購入
- 購入期間:2025年8月11日〜17日(7日間)
- 購入数量:430 BTC
- 購入額:約5,140万米ドル(約76億円相当)
- 平均取得価格:1 BTC ≈ 119,666米ドル
これにより、ストラテジー社の総保有量は629,376 BTCに達しました。また、2025年初来の「ビットコインイールド」は25.1%とのこと。これは「一株あたりビットコイン保有量の変化を示す指標」です。
まとめ
ストラテジー社の戦略には以下のような読み解きがあります。
資金調達の柔軟化で機動性強化
従来の厳格な発行制限を外し、株価水準に左右されずに資金調達ができるようにしたのは、市場の急変やビットコイン相場の変動に柔軟に対応しようという戦略です。
特に仮想通貨市場は変動が激しいため、必要時に迅速に資金を動かせることは大きなアドバンテージです。
ビットコインへの深いコミットメント姿勢
今回の購入は430 BTCと他社に比べれば小規模ですが、長期的な保有姿勢を貫くメッセージです。
25.1%にのぼる「ビットコインイールド」も、その意図を裏付けます。
リスクとリターンの見極めが鍵
柔軟な資金調達は強みである一方、市場タイミングを誤れば株主の希薄化などリスクも伴います。
発行基準の緩和は、規律を緩めることにもつながるため、慎重な発行判断が求められます。
資本コストや株価への影響も注視が必要です。
- ストラテジー社は2025年8月18日に、普通株発行基準を緩和したと発表しました。これにより、株価が保有ビットコインの2.5倍を下回る水準でも発行可能になり、資金調達が柔軟化されました。
- 同社は直近7日間で430 BTC(約76億円相当)を購入し、ビットコイン保有総数を629,376 BTCに増加させました。平均買付価格は約119,666米ドル、ビットコインイールドは25.1%です。
- 今後も同社の資金調達方針やビットコイン戦略、株主価値への影響などに注目が集まりそうです。
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