仮想通貨取引所Swyftxが、従業員の3分の1以上を解雇する大規模な人員削減を発表した。

「仮想通貨の冬」はますます猛威を振るっており、業界では人員削減が相次いでいる。

Swyftx、35%の人員削減を発表

オーストラリアを拠点とする仮想通貨取引所Swyftxが、「仮想通貨の冬」のあおりを受け、従業員の35%(90人)を解雇したことが明らかになった。
解雇された従業員のほとんどは、研究開発部門に所属していた。

同取引所が最近規制当局に提出した書類によると、Swyftxは仮想通価格の急速な下落により、23%の利益減少に見舞われたという。

今回の人員削減は、Swyftxにとって今年2度目の人員削減となる。
同取引所は以前、「経済情勢」を理由に、全体の21%に当たる従業員74人の解雇を行った。

業界で相次ぐ人員削減

長引く仮想通貨の冬の影響で、人員削減を行わざるを得なくなった仮想通貨関連企業はSwyftxだけではない。
同じオーストラリアの企業だと、仮想通貨スタートアップ企業のCoinJarもそのひとつで、従業員の20%を解雇する事態に陥っている。

最近は業界全体が「FTX危機」の影響を受けており、一部の批評家が「仮想通貨の終焉が来た」と言い出すほどだ。
SwyftxはFTXへのエクスポージャーを持っていたわけではないようだが、同取引所の破綻に由来する業界への信頼低下に苦しんでいる。

先月に「FTX危機」が起こる前でさえ、CoinbaseやGeminiなどの業界大手が大量解雇を発表していた。

また、KrakenやDapper Labs、Galaxy Digitalなども同様に、人員削減を余儀なくされている。

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