仏中銀総裁は銀行と仮想通貨が協力関係を築くことが理想的だとの見解を語った。
革新的な技術ではあるが信頼性に欠けるという仮想通貨を、銀行という長年信頼を培ってきた組織が補完すればよいという考えだ。
仏中銀総裁は、仮想通貨の技術を銀行に組み込むことを望んでいる
フランスの中央銀行総裁のフランソワ・ビルロワ・ド・ガロー氏は、仮想通貨に使われている民間技術と銀行が持つパブリックイメージが組み合わさることで、金融システムに計り知れない恩恵をもたらすことができるとの考えを示した。
世界経済フォーラム(WEF)の年次総会、通称「ダボス会議」で中央銀行デジタル通貨(CBDC)のコンセプトについて語った同氏は、国民及び企業は中央銀行の通貨と革新的な技術の両方にアクセスできる状態にあるべきで、この二つの間に距離があり、どちらかしか選べないというのは望ましくないと述べている。
ビルロワ・ド・ガロー氏は仮想通貨関連技術に見られるイノベーションについては評価しながらも、デジタル資産を中央で統制する機関がないために、仮想通貨に対して説明責任を負う者がいないことを問題視。
責任能力を持ち、国民から信頼を集める中央銀行が仮想通貨の欠点を補うのが理想的だとしている。
仮想通貨は信頼できる通貨ではない。通貨であるためには、誰かがその価値に責任を持たなければならない。仮想通貨の価値にはだれも責任を持たない。また、通貨は支払手段として普遍的に受け入れられていなければならないが、仮想通貨はそうではない。
ビルロワ・ド・ガロー氏はたびたび仮想通貨規制の必要性について言及しており、仮想通貨にあまり肯定的ではない。
今回の同氏の意見はあくまで、仮想通貨関連の技術を従来の銀行業務に活用するための手段としての、CBDC導入を意識したものであるようだ。
\無料アプリを使って/