ビットコインの時価総額が9,100億円を突破したらしい
こんなことが言われていますし、ビットコインの利用も急速に拡大しています。

とはいえ、
ビットコインの具体的な使い方は?」「どうやってビットコインを保管するの?
という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事ではそんなビットコインの使い方に関するお悩みを、
暗号資産の専門家コインパートナーが解決します。

5分くらいで読めますし、疑問が解消される可能性が高いのでまずはご一読を!

ビットコインの使い方を
ざっくりまとめると…

  • ビットコインを使う前にウォレットを準備しよう
  • スマホでビットコインを使うならモバイルウォレット
  • 実店舗で決済するならビットフライヤーのウォレット

ビットフライヤー(bitFlyer)

ビットフライヤーは、実店舗で決済する時に便利です。
例えばビックカメラ全店舗にて、10秒で決済が完了します。

資産はコールドウォレットで管理しながら、普段の決済ではビットフライヤーで。
時と場合で、使い分けるようしましょう。

実店舗で使うなら

1.基礎知識

ビットコインの使い方4選

ビットコインの使い方②4選

ビットコインの使い方①買い物に使う

ビットコインの使い方①決済手段

ビットコインは通常の買い物で代金の支払いとして使うこともできます。
SuicaやPASMOなど、交通系ICカードによる支払いをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。

カードそのものがウォレットにあたり、カードに入ってる金額がビットコインに対応しています。

近年のビットコインブームにより、ビットコイン決済できる店舗が増えてきています
今後はより一層、ビットコイン支払いが普及していくでしょう。

ビットコインの使い方②公共料金の支払い

ビットコインの使い方②公共料金の支払いに使える

最近ではビットコインによる公共料金の支払いができるようになってきました。

例えばコインチェックのCoincheckでんき」では、ビットコインで電気代が払えます
またビットコインで払うことで、4~6%割引されて節約にもなります。

またコインチェックの「Coincheckガス」では、

  1. ガス料金は東京ガスと変わらず、3%分のビットコインがもらえる
  2. ビットコイン支払いで3%分、料金が割引

の2パターンから選ぶことができます。

ビットコインを使うことで料金が割引されたり、何もせずにビットコインをもらえるなど、公共料金の支払いにもお得なプランがあります。
これらのサービスを利用するには、コインチェックの口座開設が必要なので注意しましょう。

コインチェックの詳細をみる

ビットコインの使い方③投資目的

投資先として人気

ビットコインに興味を持っている人の大半が、ビットコインを投資先として見ているのではないでしょうか。

ビットコインの使い方(チャート)

Trading Viewより(2021年2月26日時点)

このチャートを見る通り、2021年はじめにかけて4.5倍の爆上がりを見せています。

このように注目が集まる理由に、大手企業・金融大手の参入が挙げられます。
2021年に入ってからは、米電気自動車メーカー テスラ社が15億ドル(1,600億円相当)分のBTCを購入したことが挙げられます。

その後は、米老舗銀行で世界最大手の信託銀行バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの仮想通貨カストディサービス参入、クレジットカード大手マスターカードなどが参入してきています。
(引用:COINPOST「相次ぐ企業のビットコイン市場参入 米国規制とBTC大口保有企業の新たな動き」)

ビットコインは2021年も数多くの企業から注目を集めており、今後も期待できるでしょう。

取引手数料が無料

ビットコインの使い方④寄付

ビットコインの使い方④ビットコインを寄付して支援できる

病気などで困っている人を、ビットコインで支援しようという活動が広まっています。

Coincheckでは「熊本地震被災者への支援」「世界の子どもにワクチンを」などといった、テーマに沿ってクラウドファンディングのような形て寄付を募るサービスを行なっています。

またbitFlyerでは、ユーザーが寄付用アドレスにビットコインを送金するだけで日本赤十字社へ寄付ができるサービス「BITCOIN DONATIONS」を始めています。

寄付をするなら

1.基礎知識

ビットコインを使う前にウォレットを準備しよう!

ビットコインの使い方①ウォレットを準備する

ビットコインを取引所で買ったままにしない

ビットコインを買ったままにしない

ビットコインを始めるにはまず、自分のビットコインを保管しておく専用のお財布のようなものを作る必要があります。
このお財布は、ウォレットと呼ばれています。

実際のところ、取引所でビットコインを買ったまま使うことはできます。
しかし、ハッキングのリスクや取引所が破綻するリスクもあり、とても安心して使うことができません

例えば最近では、セキュリティが強いと評判であったBITPointが2019年7月にハッキング被害を受け、30億円以上失っています。
ビットコインが紛失してからでは遅いので、しっかりウォレットを作っておきましょう。

ウォレットの種類

ウォレットは5種類

ウォレットは通貨の保管場所によって、以下の5種類に分類されます。

  1. デスクトップウォレット:PC上でオフライン保管
  2. ウェブウォレット:Web上で保管
  3. モバイルウォレット:スマホアプリで保管
  4. ペーパーウォレット:紙によって保管
  5. ハードウェアウォレット:専用端末で保管

1.デスクトップウォレット

PC上のウォレットでオフライン環境で管理できるウォレットです。
手軽に利用でき、ウェブウォレットよりもセキュリティに優れているのが特徴です。

2.ウェブウォレット

インターネット上で管理できるウォレットです。
この管理方法により、他のウォレットと比べてハッキングリスクが高いです。

ウェブウォレットを利用する場合は、少額のみ入れておきましょう。

3.モバイルウォレット

iPhoneやAndroid上のアプリとして作動するウォレットです。
持ち運びできる点が魅力で、店舗利用する際は基本的にモバイルウォレットからの支払いになるでしょう

しかしウェブウォレットと同様にセキュリティ面でのリスクはあるため多額の保管は避けましょう。

4.ペーパーウォレット

紙によって保管をするウォレットです。
最も安全な保管方法の一つで、長期の保管を行うときに利用します。

5.ハードウェウォレット

専用の端末で保管を行います。
オフライン環境で保管されるため、ペーパーウォレットと並びセキュリティ面では安心できるウォレットです。

おすすめウォレット紹介

オススメウォレットは2つ

Ledger Nano SもTrezorも、セキュリティに優れた優秀なウォレットです。
見た目・取り扱っている通貨の種類などを比較して、Ledger Nano SとTrezorのどちらかを使うことをオススメします。

①Ledger Nano S

Ledger Nano S世界で最も有名で人気なハードウェアウォレットの一つです。
ビットコインだけでなくイーサリアムやリップルといった暗号資産(仮想通貨)も保管できます。

対応通貨数が1,200種類を超え本体の価格が1万円弱というのは、コスパが良いと言えるでしょう。

②Trezor

TrezorはLedger Nano Sと並び、代表的なハードウェアウォレットです。
価格はLedger Nano Sより少し高いです。

Trezor自体はイーサリアムを取り扱うことはできません。
しかしETH専用ウォレット「MyEtherWallet」と連携することができるので、事実上取り扱っていると言えるでしょう。

Trezorには最新の暗号技術が使われており、そのソフトウェアは全てオープンソースとして公開されているため、第三者によってその中身を監査することが可能です。透明性を確保することにより、バックドアのない安全性を保証しています。 
(引用:Zaif「Trezor」)

Trezorの購入はこちらから

2.具体的な使い方

実店舗でのビットコインの使い方〜ビックカメラ編〜

ビットコインの使い方③ビックカメラ編

実際の購入方法

ビックカメラ全店舗でビットコイン決済できる

ビットフライヤーのウォレットで購入することができます。
1会計につき10万円相当のビットコインを上限に、ビックカメラ全店舗で利用できます。

支払い方法は、

  1. マホアプリを開き右上のQRコードをタッチ
  2. 店員さんから提示されたQRコードを読み取る
  3. 「支払う」ボタンをタッチ

のたったの3ステップ。
慣れてしまえば10秒ほどで購入ができ、簡単に決済することができます

取引所のウォレットは、ハードウォレットなどに比べるとセキュリティ面で劣ります。
しかしビックカメラでの決済に関しては、bitFlyer以外のウォレットを使うと送金の確認に時間がかかります。

ですのでビックカメラで使う分だけ、bitFlyerのウォレットでも保管しましょう。

ビックカメラで買い物するなら

ビットコイン決済を利用した人の口コミ

ビットコイン決済の口コミ

実際に利用した人の多くは「QRコードを探すだけで決済ができるので、便利だった」という感想を持ったようです。

クレジットカード払いは暗証番号の入力やサインが手間で、現金払いではお釣りをもらうことも面倒だと感じる人もいます。
そんな方には、ビットコイン決済の手軽さは魅力的なようです。

トラブルもある?その真相は!

ビットコイン決済のトラブルは今のところ起きていない

試験運用の段階でビットコイン決済を試した人が

・bitFlyer以外のウォレットを使っている場合一定時間内に送金ができない
・一定時間内に送金が完了しないと取引が無効になる

ということからビットコイン決済をしない方が良い、という書き込みをして少し話題になりました

しかしビックカメラによると、

  • QRコードを表示してから一定時間、ビットコインの価格レートが固定されるだけ
  • 一定時間をすぎて送金の承認がされなくても、取引は無効にならない

とのことなので、書き込みは単なる煽りにすぎなかったと言えるでしょう。

2.具体的な使い方

ビットコインをスマホで簡単に使う方法

ビットコインの使い方④スマホでの使い方

モバイルウォレットを利用しよう

普段遣いにはモバイルウォレットがオススメ

モバイルウォレットについておさらいすると、iPhoneやAndroid上で動作するウォレットで、持ち運びに便利です。

実店舗でのビットコイン決済のほとんどが、モバイルウォレットからになります。
その支払い方法はQRコードを読み込むもので、10秒程度で決済が完了します

オススメのモバイルウォレット①breadwallet

breadwalletは、iOSAndroidの両方に対応しています。
海外のウォレットですが日本語対応なので、英語が苦手な人でも安心して使うことができます。

操作画面はシンプルで、また秘密鍵を端末で保存できるのでハッキングのリスク低いです。
注意点として、ビットコインの単位が「b」と表記されています。

オススメのモバイルウォレット②Copay

CopayはiOS・Androidだけでなく、mac・Windows・linuxにも対応しています。
セキュリティも優秀でデザインも洗練されていて使いやすいです。

ウォレット内でビットコインの売買ができるのが、他のモバイルウォレットとの違いです。

2.具体的な使い方

ビットコインが使える他のところは?

ビットコインの使い方⑤使える場所一覧

ビットコインが使える場所一覧

ビットコインを使える店は、こちらのサイトと簡単に検索することができます!

①ネットショップ

ビットコイン決済が使える場所①ネットショップ

DMM.com

動画を配信したりオンラインゲームを提供するネットショップです。
DMM内では専用のポイントが使われますが、このポイントをビットコインで買うことができます

チケットキャンプ

チケットキャンプは、ユーザー同士がコンサートやスポーツ観戦などのチケットを売買するサイトです。
2017年の8月からビットコイン決済が導入されました。

②実店舗(関東)

ビットコイン決済が使える場所②実店舗(関東)

THE PINK COW

六本木にあるカリフォルニア料理店です。
日本で初めてビットコインを導入したレストランであると言われています。

銀座Futaba jewelry

銀座にあるブランド品を取り扱っているお店です。
バッグやアクセサリー、時計などをビットコインで購入することができます。

さかえ屋呉服店

原宿にあるレンタル着物屋です。
主に外国人の利用が多く、ビットコイン対応も早かったようです。

③実店舗(関西)

ビットコイン決済が使える実店舗(関西)

Bar祇園

京都のトラディショナル・バーです。
こちらもやはり海外のお客さんがよく来ます。

癒ロイド

癒ロイドは大阪にある萌え系メイドカフェです。
メイドカフェでもビットコインが使えるは、珍しいでしょう。

One Gengo

One Gengoは英会話教室です。
この教室では、日本で唯一英語を教える国際資格をもつ先生がインストラクターを務めています。

英会話教室の授業料もビットコインで支払えるというわけです。

3.メリット・デメリット

ビットコインを使うメリット

ビットコインの使い方⑥メリット

①送金コストが安い

送金コストが安い

ビットコインでの送金は経済的・時間的コストが小さいです。
例えば銀行での海外への送金は多額の手数料がかかったり、土日の振り込みは15時をすぎると反映が翌日になるなど、不便なことがあります。

しかしビットコイン決済であれば、海外送金への手数料が無料かとても安く、送金時間も10分程度と短いです。

②中央機関がないので価値の保存ができる

価値の保存ができ、誰にも干渉されない

ビットコインは中央機関が管理していないことで、価値の保存ができ誰にも干渉されることがありません

管理する機関がいないことで

  1. 取引が停止しない
  2. 匿名性を担保できる
  3. 内部不正がそもそも起きない

などの利点が挙げられます。

このことから、株式や為替とは異なり、誰にも干渉されない価値保存ができる資産と言えるでしょう。
法定通貨との違いなど、詳しい説明はこちらをご覧ください⇩

    3.メリット・デメリット

    ビットコインを使うデメリット

    ビットコインの使い方⑦デメリット

    ビットコインを使うデメリット

    ①価格暴落のリスク

    価格の暴落リスク

    ビットコインに限らず金融商品全般でもいえますが、デメリットに価格変動が挙げられます。
    価格が暴落した場合、資産が激減してしまう可能性があります。

    ②ハッキングの可能性

    ハッキンリスクを下げるにはウォレットをうつそう

    取引所・ウォレットのセキュリティは徐々に上がっていますが、ハッキングされない保証はありません。

    特に海外ではハッキング被害に遭いビットコインが盗まれたという事件も起きています。
    国による干渉を受けないので、被害を受けても補償は受けられません。

    しかしハッキングリスクを低減する方法はあるので、対策をしておきましょう。

    3.メリット・デメリット

    ビットコインで得をした人

    ビットコインの使い方⑧得をした人

    ビットコインで得をした人

    ①ロジャー・バー

    ビットコインで得をした人

    ビットコイン界の神」と呼ばれている人です。
    彼は2011年にビットコインがまだ1BTC=1ドルほどの時にラジオでその存在を知りました。

    その後詳しく調べて多額のビットコインを買い、ビットコイン価格を大幅に上昇させた人です。
    現在は年の半分を日本で過ごしているそうです。

    ②ジャレッド・ケンナ

    ビットコインで損をした人

    彼は30歳の時にビットコインに出会い、1BTC=20円の時に5000BTC購入しました。
    その後価格が上がるとその資産を元に、ビットコイン取引所であるTradehill Bitcoin Exchangeを創業して成功を納めています。

    3.メリット・デメリット

    ビットコインで損をした人

    ビットコインの使い方⑨損をした人

    ①ロンドンブーツ1号2号田村淳

    マウントゴックス事件に巻き込まれて紛失

    2014年におよそ10万円分のビットコインを購入しました。
    しかし彼は買ったビットコインを、当時最大手の取引所マウントゴックスに置いたままでした。

    その数日後に、マウントゴックスがハッカーによる攻撃を受けて破綻。
    マウントゴックス事件に巻き込まれ、ビットコインを失ってしまいました。

    ビットコインを買ったらすぐに、ウォレットに移して保管するようにしましょう

    ②平成ノブシコブシ吉村

    焦って損切り

    平成ノブシコブシの吉村は1BTC5万円くらいの時に20BTC購入しました。
    しかしその後すぐに価格が下落したため、1BTC=4.5万円の時に慌てて損切り。

    これでおよそ10万円の損となってしまいましたが、その後ビットコインの価格はどんどん上がっていきます。
    今では100倍以上の価格がついているので悔しい思いをしたようです。

    このことから分かるように、利確のタイミングを見極めるのはとても重要です。
    学んでおいて損はないでしょう!

    4.まとめ

    ビットコインの使い方まとめ

    いかがでしたか?

    ビットコインの使い道としては投資というイメージが強かったかもしれません。
    確かにビットコインで一儲けしている人はたくさんいますし、価格は上昇していくでしょう

    他にも、ビットコイン決済ができる店舗なども紹介した通り、ビットコインの使い道は投資だけでなく幅広い分野に拡大してきています。

    日本ではオリンピックに向けてビットコインが利用できる機会がどんどん増えていくでしょう。
    ですので、今からビットコインの使い方をマスターしておきましょう。

    ビットコインを使うなら