カナダ政府が暗号資産(仮想通貨)取引所への新たな規制を検討していることがわかった。
これは、カナダの大手暗号資産(仮想通貨)取引所「クアドリガCX」が巨額の暗号資産(仮想通貨)を消失させてしまった事件がきっかけとなっているようだ。
カナダ政府は、投資家保護を名目に暗号資産(仮想通貨)取引所へ新たな規制を検討していることがわかった。
背景として今年2月、カナダでは大手暗号資産(仮想通貨)取引所クアドリガCXがCEOの休止に伴って、コールドウォレット内の資金を操作できなくなった事件が発生していた。
カナダの暗号資産(仮想通貨)取引所で200億円相当のユーザー資産が操作不能になり「凍結」された事件で、事態は思わぬ方向へ進展している。「凍結」されたと発表していた口座が、もとから存在しなかった可能性が浮上してきたのだ。
この事件で失われた資産が回収される見込みはなく、10万人以上の投資家に影響が出た。
この事態を重く見たカナダ証券管理者(CSA)と投資業界規制機関(IIROC)は今月14日、投資家保護のために取引所を検討する諮問書を公開、暗号資産(仮想通貨)投資への介入に意気込んだ。
暗号資産(仮想通貨)取引は、その普及に対して技術の理解が未だに追いついておらず、投資家にとってリスキーな側面も大きい。
そのため、暗号資産(仮想通貨)が更に普及する上でこのような法規制や法整備は世界各国で活発になる可能性がある。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner