暗号資産(仮想通貨)モナコインを管理するサービス「Monappy」から約1500万円分のモナコイン(MONA)を盗んだとして、宇都宮市の少年(18)を電子計算機使用詐欺の疑いで書類送検したと、警視庁が発表した。
暗号資産(仮想通貨)モナコインを盗んだ際にはサイバー攻撃が用いられ、犯行は昨年8月から9月のサービス停止中に実行されていた。
当時サービスには欠陥が存在しており、隙を突いて外部の口座に不正に送金させたようだ。
暗号資産(仮想通貨)の流出事件が起こったのは今回が初めてではない。
記憶に新しいものでは、昨年1月に起きたCoinCheckの約580億円相当のNEM流出事件、同年9月に起きたZaifの約70億円相当の暗号資産(仮想通貨)流出事件がある。
これらの事件はいずれも犯人は特定できておらず、事件は真相をつかめていないままであった。(最近の調査で、どちらの事件も北朝鮮が関与してきた可能性が浮上)
しかし今回の流出事件では、日本国内で初めて犯人の特定までたどり着くことに成功した。
流出事件自体は暗号資産(仮想通貨)市場に良いイメージは与えない。
しかしこのような事件が解決する筋道を確立することができれば、犯罪件数も落ち着き、市場の信頼も徐々に得られるであろう。
今回の事件解決を契機に暗号資産(仮想通貨)市場の信頼度が向上することを願うばかりだ。
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著者: CoinPartner 編集部 yosuke_kida