ビットコイン(BTC)は38万円割れ定着で正念場続く

28日18時現在のビットコイン(BTC)価格は373,500円となっている。前日同時刻387,900円と比較すると3.7%の下落となっている。

ここまで39万円(黒ライン)の攻防をしていたビットコインであったが、28日6時頃から価格を徐々に落とし始めている。

10時頃には最初の重要ラインと考えていた38.3万円(水色ライン)を割り、12時すぎには最重要ラインと考えていた38万円(赤ライン)を明確に下に割っている。

下落に対する反発も弱く、38万円割れが定着している。

(出典:Trading View

昨日の週間分析の通り、ビットコインはこのまま昨年安値である35.5万円を目指して下落してくことが予想される。

下落のシナリオとしてはこのままオレンジラインまで(安値:35.5万円)下落していく可能性が高いとみている。安値まで明確なサポートラインがあまりなく、意識されるのは37万円・36万円という節目のがくになってくるであろう。反発することも否定は出来ないが、安値の35.5万円(オレンジライン)までの下落は見ておいた方が良い。


上昇のシナリオとしては、節目の額で反発するか、22日に起きたような急落後の大きなリバウンドに注目すると良いであろう。38万円(水色ライン)まで価格を戻すことができれば、再度39万円(黒ライン)まで上昇する可能性が高くなる。しかし上昇するためには40万円の壁(ピンクライン)を突破しなければならず、一気に40万円を超すことは今のところはなさそうだ。


弱気相場が継続するビットコインにもいい材料は出ている。

中国行政機関CCIDが公表する「暗号資産(仮想通貨)の格付けランキング」においてビットコインの順位は3ランクのアップに成功している。

他が伸び悩む採点ポイントの基礎技術で評価を伸ばしていることから、開発の進捗や将来性が認められたのであろう。


安値を更新してしまうのか、ここから反発することが出来るのかビットコインの正念場は続く。


こに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。