​イーサリアム(ETH)三角持ち合いの最終局面 アップデートは2月末に

​​​​暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の価格は、19日16時123.2ドル(13,404円)だ。前日同時刻124.6ドル(13,577円)​​と比較するとの0.7%の下落となっている​。​

イーサリアムは今日の深夜1時から2時にかけて価格を落とし一時安値120ドルをつけたが、黄緑のサポートラインと紫のサポートラインが重なる120ドルライン(13,056円)でちょうど反発している。

現在は三角持ち合いのレジスタンスラインでの攻防が行われている。


イーサリアムは16日に大型アップデートの延期が決定され、その延期後の日程が今日決まった。

大型アップデートは2月27日頃まで延期すると言うことで、アップデート内容は前回と変わっていない。

今回の大型アップデートではイーサリアムが大きく改善される予定で市場には期待が高まっていたが、システムの弱点を発見したことから一旦アップデートが取りやめになっていた。

大型アップデートが決まったときにはイーサリアムの価格は上昇し、延期となってしまったときには価格が下落する結果となった。

今回のこのニュースはファンダメンタル的には中立であると言えるが、実際に施行される2月末やその前後では価格が大きく動く可能性が高い。

延期の発表も遅くならなかったことから、今後一ヶ月で見るとイーサリアムは先が明るい。

​(出典:Trading View)

しかし現在のイーサリアムの相場をみると、近々大きな価格変動が起こる予感があり緊張感が漂っている。

ここまでは黄緑のラインで作られる三角持ち合いの中での価格推移となっており、今日の夜には決着がつきそうな形状となっている。

シナリオは依然として昨日からの変わりは無い。


下落のシナリオとしてはまず緑のサポートライン・紫のサポートラインをともに割れれば価格を落としていく可能性が高くなる。

紫ラインを明確に割れば、水色ライン(115ドル付近)を目安に下落していくであろう。さらにそのラインも割れば、次は100ドル(10880円)まで下落していく可能性が出てくる。

上昇のシナリオとしてはまず緑のレジスタンスラインをブレイクするかに注目だ。その後黒のレジスタンスラインをブレイクすれば価格が上昇する可能性はとても高くなる。その場合次はオレンジのライン(132ドル付近)まで上昇することが考えられる。

オレンジラインを明確にブレイクすれば、青ライン(150ドルライン)を目安に上昇していくであろう。


三角持ち合いという視点で分析しているが、黄緑のレジスタンスラインと紫のラインで作られるディセンディングトライアングルとも捉えることが出来る。その場合下落する可能性が高くなるが、現在のチャートをみると安易に判断してはいけない。


緊張感が続くイーサリアムの相場では慎重な判断が必要になっている。