仮想通貨市場は今夜も局面が続く ビットコインは上抜けか

昨日の記事では昨夜から今日にかけて相場が大きく動くと予想していたが、現在どの通貨にもその傾向は見られない。

なかなか下降トレンドから抜け出せない暗号資産(仮想通貨)市場であるが、2019年以降暗号資産(仮想通貨)が大きく値を上げるにはファンダメンタルが重要になってくると考える。


暗号資産(仮想通貨)はボラティリティが大きいことからテクニカル分析だけに注目しても、大きな値幅を取ることができる。しかしいつもチャートに夢中になり、大事なファンダメンタルを逃すことは一番に避けたい。

今年の注目するべきファンダメンタルに関わるニュースは「技術面向上」と「法整備」である。


最近の暗号資産(仮想通貨)を見ると、技術的に不安なニュースがたくさん見られる。技術によって価値が守られているからこそ、この部分には一番注目したい。現在技術面で一番注目を集めているのはやはり「イーサリアムのコンスタンティノープル」であろう。直近はこのニュースに一番注目しながら、新しいトピックに目を向けると良いだろう。

もう一つの法整備はさまざまな問題点がある。例えば「税制」は今後良い方向に動く可能性がある。先日金融庁が「暗号資産(仮想通貨)」の呼称を「暗号資産」に変更しようとの動きが見られた。これは通貨として見なされていないことに繋がるかもしれないが、逆に金融商品として扱われることになれば「金融商品取引法」が適用される可能性が高くなる。そうなれば税率は今よりさがり、暗号資産(仮想通貨)へ参入する人が増える可能性が高くなる。

他にも「ビットコインETF」など価格を大きく動かすような法律改革が起こりそうなのが2019年である。

(参照:https://news.yahoo.co.jp/bylin...

しかし近頃はあまり、いいファンダメンタルは出ていない。現在のチャートの様子を見ながら市場心理を読み取っていこう。

ビットコイン(BTC)

ビットコイン(BTC)の価格は18日18時で397,900円となっている。前日同時刻価格391,600円と比べると1.6%の価格上昇となっている。

ビットコインは今日深夜1時頃から価格を上昇させ、意識されていた三角持ち合いのレジスタンスラインをブレイクする展開となった。

しかしビットコインの価格はそこから大きく上昇することはなく高値は399.300円と40万円を背に反発している展開となっている。


40万円が一番に意識されるポイントで、ここをブレイクするか反発するかで今後の展開は大きく変わってくる可能性が高い。 

ビットコイン(BTC)の価格は18日18時で397,900円で前日同時刻価格391,600円と比べると1.6%の価格上昇となっている。


イーサリアム(ETH)

 暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の価格は、18日16時124.6ドル(13,577円)だ。前日同時刻16時123.0ドル(13,383円)と比較するとの1.3%上昇となっている。

価格の推移としては未だに三角持ち合いの中で拮抗している。価格変動は早ければ昨夜からと考えていたが、もう少しこの中でもみ合いそうだ。

下落のパターンで重要な価格帯は120ドルで、上昇のパターンで重要な価格帯は126ドルと考えている。

どちらも明確にラインを超える動きがあれば、その方向に大きく動く可能性が高い。

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の価格は、18日16時124.6ドル(13,577円)だ。前日同時刻16時123.0ドル(13,383円)と比較するとの1.3%上昇となっている。


リップル(XRP)

暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の価格は18日17時で0.331ドル(36.01円)だった。前日同時刻0.330ドル(35.91円)と比較してもあまり価格に変化はない。

 昨日から今日にかけての値動きを見ても、この三角持ち合いはかなり意識されていることがわかる。ここをブレイクすれば大きく価格が動く可能性が高い。

下落のシナリオでは0.33ドルも重要なラインになってくる。

暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の価格は18日17時で0.331ドル(36.01円)だった。前日同時刻0.330ドル(35.91円)と比較してもあまり価格に変化はない。


ビットコインキャッシュ(BCH)

 ビットコインキャッシュ(BCH)の18日12時の価格は14,053円。前日同時刻比+2.5%と、上昇している。

仮にこのラインを上回ったとしても、すぐ上の14,935円付近も強い抵抗帯として機能しそうだ。

ビットコインキャッシュ(BCH)の18日12時の価格は14053円。前日同時刻比+2.5%と、上昇している。直近の値動きとしては、前日17日19時に13,562円の安値をつけた後反発、本日午前1時に14,310円の高値をつけた。

 


今夜にかけても暗号資産(仮想通貨)市場には緊張感が続きそうだ。