ビットコイン(BTC)は11月4日午前8時時点で7万7876ドルと、前日同時刻から1.22%高です。24時間高値は4日6時50分の7万8063ドル、24時間安値は3日15時10分の7万6389ドルで、値幅は2.18%でした。
米国市場でAI株が反発し、BTCはナスダック100先物と同じ時間帯に買われました。引け後に決算を発表したAMDが時間外で上げると、一時7万8000ドル台に乗せています。
3日に投票が行われた米中間選挙は、日本時間4日8時以降に順次開票されます。予測市場では、民主党が上下院を制するとの見方が優勢です。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート
BTCは3日11〜17時台に7万6389〜7万7314ドルで推移し、15時10分に24時間安値7万6389ドルをつけました。出来高は12時台の1322BTCが24時間で最も多く、7万6542ドルまで下げたあと7万6900ドル台に戻しています。
18時台から持ち直し、22時台は出来高996BTCを伴って7万7887ドルまで上げました。米国市場が開いた23時台は7万7127ドルまで押し戻されましたが、0時台には7万7820ドルまで戻し、3時台にも7万7893ドルをつけています。いずれも7万7900ドル手前で上値を抑えられました。
4日6時台に7万8000ドルを上抜け、6時50分にかけて24時間高値7万8063ドルをつけました。8時は7万7876ドルです。24時間の出来高は1万2634BTCで、ETHは1.61%高、XRPは2.49%高、SOLは1.51%高でした。
相場を動かした背景
米国市場でAI株が反発、ビットコインは一時7万8000ドル台に上昇
最初の上げは22時20分ごろに出ました。米2年債利回りが4.60%台から4.56%台へ下がり、ナスダック100先物が上昇すると、BTCも5分ほどで7万7328ドルから7万7887ドルまで上げています。寄り付き前の米国市場では、アップルが10〜12月期の粗利率見通しを45〜46%と前期の47.9%から引き下げ、株価が一時4%下げていました。
米国市場ではAI株が反発しました。前営業日にナスダック総合指数が1.1%安となり、ナスダック100が調整局面入りしていましたが、3日は半導体株指数が2.63%高、ナスダック総合指数が0.83%高で引けています。BTCは23時台の7万7127ドルから0時台に7万7820ドルまで戻しました。0時に発表された9月の米求人件数は752万3000件と予想の710万件を上回り、10年債利回りは4.968%まで上がりましたが、BTCは下げませんでした。コインベースは5.53%高、ストラテジーは3.72%高です。
引け後には、AMDが7〜9月期の売上高が45%増えたと発表し、リサ・スーCEOは2027年に80%超の増収を見込むと述べました。株価は時間外で急伸し、ナスダック100先物も上げるなか、BTCは6時50分にかけて7万8063ドルをつけ、AI株の反発に連動して一時7万8000ドル台に乗せています。ただし6時台の出来高は358BTCと薄く、中間選挙の開票を前に上値を追う動きは限られました。
ビットコイン(BTC)テクニカル分析
週足では、9時に確定する今週の足が始値7万8354ドル、高値7万8878ドル、安値7万6389ドルで、7万7876ドルと陰線で推移しています。安値は前週の7万6326ドルとほぼ同じ水準です。価格は20週線7万3778ドル、50週線7万5596ドル、200週線6万7776ドルを上回り、100週線8万9133ドルが上方にあります。RSIは51.6、MACDのヒストグラムは前週の確定値1279.3から847.7へ縮み、3週続けて縮小しています。
日足チャート

日足では、価格が20日線8万428ドルと50日線8万1975ドルを下回り、100日線7万6712ドルと200日線7万3209ドルを上回っています。RSIは40.0です。MACDラインは-1262.8でシグナル-864.8を下回っていますが、ヒストグラムは2日の足で確定した-480.0から、9時に確定する3日の足では-397.9とマイナス幅が縮んでいます。
ボリンジャーバンドは7万6393〜8万4464ドルで、幅は10.03%です。3日の足の安値7万6389ドルはバンド下限とほぼ同じ水準で、そこから7万8063ドルまで戻しました。直近の安値は30日の7万6326ドル、2日の7万6705ドル、3日の7万6389ドルと、7万6300〜7万6700ドルで下げ止まりが続いています。
50日線と200日線の差は8766ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは2日の高値7万8878ドル、その上は20日線8万428ドルで、下値メドはバンド下限7万6393ドルと30日の安値7万6326ドルです。
4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間線7万7660ドルを上回り、50期間線7万8765ドル、100期間線8万222ドル、200期間線8万1866ドルを下回っています。50期間線は200期間線を3101ドル下回り、デッドクロスの状態です。RSIは49.8です。
3日21時からの足は高値7万7887ドル、出来高3075BTCと直近4本で最も多く、7万7688ドルで引けました。続く1時からの足は7万7893ドルで上値を抑えられましたが、5時からの足で7万8063ドルまで上げています。MACDはライン-331.2がシグナル-432.2を上回り、ヒストグラムは-16.3から35.0、64.7、101.0とプラスに転じて広がっています。
ボリンジャーバンドは7万6694〜7万8626ドルで、幅は2.49%です。上値メドはバンド上限7万8626ドルと50期間線7万8765ドルで、下値メドは20期間線7万7660ドル、その下はバンド下限7万6694ドルです。
1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線7万7301ドル、50時間線7万7545ドル、100時間線7万7588ドルを上回り、200時間線7万8754ドルを下回っています。一目均衡表では転換線7万7595ドルが基準線7万7226ドルを上回り、価格は雲7万7636〜7万7792ドルの上、遅行スパン7万7876ドルも26本前の7万6780ドルを上回る三役好転の状態です。
MACDラインは144.9でシグナル49.0を上回っていますが、ヒストグラムは104.8、103.9、96.0とわずかに縮んでいます。RSIは62.5です。ボリンジャーバンドは7万6448〜7万8154ドルで、幅は2.21%です。
サポートは雲の上限7万7792ドル、雲の下限7万7636ドル、50時間線7万7545ドル、23時台の安値7万7127ドルです。レジスタンスは24時間高値7万8063ドル、バンド上限7万8154ドル、200時間線7万8754ドルです。
デリバティブ動向
OI清算
先物の建玉はBinanceで9万8648BTCと、24時間で324BTC減りました。12時台に518BTC増えたあと、高値をつけた6時台には671BTC減っています。資金調達率は3日9時、17時、4日1時のいずれも0.0100%です。
暗号資産全体の清算は24時間で1億7444万ドルで、買い持ちが9576万ドル、売り持ちが7869万ドルでした。直近12時間では8851万ドルのうち5941万ドルが売り持ちで、上昇局面では売り持ちの買い戻しが中心でした。最大の清算は7万6600ドル付近での878万ドルの買い持ちです。
清算ライン

ロング・ショート比率は3日15時の2.734から4日8時に2.342まで下がりましたが、依然として買い持ちの口座が多い状態です。上位トレーダーの建玉比は1.868から1.738に下がっています。
上値では、7万8063ドルとバンド上限7万8154ドルを上抜けると、売り持ちの買い戻しが入りやすくなります。下値では、7万7127ドルを割り込むと、買い持ちの清算が再び出やすくなる可能性があります。開票結果で値が急に振れる場合、買い持ちに偏っている分、下方向の動きが大きくなりやすい点には注意が必要です。
ETF
米現物BTC ETFの11月2日分は3億9860万ドルの流出で確定し、IBITが4億530万ドルの流出でした。10月30日の6億4320万ドルに続き、2営業日の流出は10億4000万ドルに達しました。上場以来の平均8030万ドルの流入に対し、2日の流出は約5倍の規模です。3日分は暫定で5260万ドルの流出、主要銘柄は未報告です。コインベース・プレミアムは-96.53ドルです。
オプションは本日17時の満期が4792BTC、想定元本3.73億ドル、プット・コール比率は0.59で、マックスペインは7万7500ドルです。6日17時には2万9770BTC、想定元本23.15億ドルの満期を控え、プット・コール比率は0.36、マックスペインは7万9000ドルです。
本日のデイトレ注目材料
本日の焦点は米中間選挙の開票です。3日時点の予測市場では、民主党が上院を制する確率は76%、下院は94%と見込まれています。民主党が議会を制した場合、暗号資産に批判的な議員が担当委員会を率いる可能性があると報じられており、法整備の行方が論点となります。
指標では、22時台に10月のADP雇用(予想6万9000人)、5日0時に10月のISM非製造業景況指数(予想54.8)が発表されます。6日22時30分には米雇用統計(予想6万5000人増、失業率4.2%)があり、同日17時には2万9770BTCのオプション満期を迎えます。
上抜けシナリオでは、7万8063ドルとバンド上限7万8154ドルを上抜ければ、4時間足のバンド上限7万8626ドルと50期間線7万8765ドル、さらに2日の高値7万8878ドルを試す展開です。下抜けシナリオでは、雲の下限7万7636ドルと7万7127ドルを割り込むと、4時間足のバンド下限7万6694ドル、さらに24時間安値7万6389ドルと30日の安値7万6326ドルが下値メドとなります。当日見るべきラインは、上値7万8063ドルと下値7万7127ドルです。
まとめ
4日のBTCは7万7876ドルと、前日同時刻から1.22%高でした。米国市場でAI株が反発し、引け後のAMD決算でナスダック100先物が上げると、BTCは6時50分に7万8063ドルをつけ、一時7万8000ドル台に乗せました。
日足はバンド下限で下げ止まり、MACDのマイナス幅が縮んでいます。1時間足は三役好転ですが、4時間足の50期間線7万8765ドルと20日線8万428ドルはまだ上にあり、戻りはこの手前にとどまっています。
短期の焦点は、7万8063ドルの上抜けか7万7127ドル割れかです。AI株の反発で戻した分を保てるかは、本日開票される米中間選挙で、民主党が上下院を制するかどうかへの反応が分かれ目になる可能性があります。
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