アンソロピック株の買い方を調べている人の多くは、「今すぐ買えるのか」「どこで買えるのか」「IPO前でも個人が触れられるのか」が気になっているはずです。
Claudeを開発するAnthropic(アンソロピック)は、2026年10月26日に米証券取引委員会(SEC)へ上場の届出書「S-1」を提出し、Nasdaqへの上場を申請しました。まだ上場はしていないため、日本の証券会社で株式そのものを買えるのは、上場して各社が取り扱いを始めてからです。
一方、BingXやMEXCなどの海外取引所では、すでにアンソロピックのIPO前の価格に連動する無期限先物が取引されています。この記事では、アンソロピック株の買い方と、IPO前にどこで買えるのかを解説します。
アンソロピック株は今どこで買える?選択肢の全体像
アンソロピックは証券取引所に上場していないため、株式は通常の株式市場では売買できない「未公開株」に位置しています。
IPO概要(ANT・10対1株式分割・調達規模)

アンソロピックは11月16日の週にティッカー「ANT」でNasdaq上場を目指しており、1,000億米ドル以上の調達が報じられています。
主なポイントは次のとおりです。
- 上場日:11月16日の週にNasdaq上場を目指している
- ティッカー:ANT
- 株式分割:2026年9月17日に10対1で実施済み
- 調達規模:1,000億米ドル(約15.8兆円)以上の見通し
- 目標評価額:約1.5兆〜2兆米ドル(約237兆〜316兆円)
業績を見ると、2026年1〜6月の売上高は162億8600万ドル(約2兆5700億円)で、前年同期の11億6300万ドルから約14倍に増えました。
4〜6月期には9億7400万ドル(約1,540億円)の営業利益を出し、開示された期間で初めて本業が黒字になっています。7〜9月期も売上高は168億ドル(約2兆6500億円)に伸び、調整後の利益で黒字だったと報じられています。
個人が取引できる主な2つの方法(証券会社 / 海外取引所)

個人がアンソロピックに投資する方法は、上場後に証券会社で株を買う方法と、IPO前から海外取引所の先物で取引する方法の2つです。
| 項目 | 証券会社 | 海外取引所 |
|---|---|---|
| 代表サービス | 米国株を扱う国内の証券会社 | BingX・MEXC・OKX など |
| タイミング | 上場後 | IPO前から可能 |
| 商品の性質 | 米国株の現物 | IPO前の無期限先物(USDT建て) |
| 主な特徴 | 議決権などの株主権を得られる | 少額からIPO前の価格で取引できる |
上場後に株主になりたいなら証券会社、上場前から値動きに参加したいなら海外取引所の先物が向いています。目的によっては、両方を組み合わせることもできます。
アンソロピックのIPO前銘柄はどこで買える?

2026年4月以降、主要な海外取引所が相次いでアンソロピックの無期限先物を上場しています。どれも株式やトークンの現物ではなく、USDT建ての先物です。
上の表は2026年10月29日時点の各取引所の公開情報で、同じ銘柄でも取引所によって条件は違います。選ぶときは、最大レバレッジ、高い倍率を使える建玉の上限、金融庁の警告リストへの掲載の有無を見比べておくと安心です。
アンソロピックのIPO前銘柄を購入できる場所
アンソロピックのIPO前銘柄は、複数の海外取引所で購入できます。
本記事では、日本語に対応し、金融庁の警告リストにも掲載されていないBingXでの購入方法を解説します。

BingXの基本情報
| 取引所名 | BingX(ビンエックス) |
| 設立 | 2018年 |
| ユーザー数 | 全世界4,000万人以上 |
| 最大レバレッジ |
150倍(BTC無期限先物) ANTHROPIC無期限先物は50倍 |
| 取引手数料 |
現物取引:メイカー・テイカー共に0.1% 無期限先物(暗号資産・ANTHROPIC):メイカー0.02%、テイカー0.05% |
| 主な提供サービス |
現物取引 無期限先物 TradFi(株式・コモディティなど) コピートレード 自動売買ボット |
| 入出金手数料 |
仮想通貨入金:無料 仮想通貨出金:通貨・ネットワークにより異なる |
| 日本語サポート |
日本語対応あり ・サイト・アプリ・オンラインカスタマーサポート |
BingXは2018年に設立された海外の暗号資産取引所で、全世界4,000万人以上が利用しています。暗号資産の現物や先物に加え、「TradFi」の名前で株式やコモディティを対象にした先物も扱っています。
アンソロピックの先物は最大50倍のレバレッジに対応し、建玉17万USDTまで50倍を使えます。1回の注文は2 USDTから出せるため、少額から始められます。アンソロピックと同じ2026年5月25日から、OpenAIのIPO前の無期限先物も扱っています。
上級者の売買を自動でまねる「コピートレード」も使え、暗号資産とTradFiの先物を1つのアカウントで取引できます。
アンソロピックのIPO前銘柄の買い方
STEP 1: BingXの口座を開設する

アンソロピックの先物を取引するには、BingXのアカウントが必要です。
上のボタンから登録ページを開き、画像の番号の順に進めます。
- メールアドレスか電話番号のどちらで登録するかを選ぶ
- メールアドレス(または電話番号)を入力する
- パスワードを設定する
- 招待コードの欄を確かめる。このページのボタンから開くと、自動で入っています
- 「新規登録」を押し、メールかSMSに届いた認証コードを入力する
本人確認(KYC)
登録が終わったら、アカウント設定の「KYC認証」から「アドバンス認証」に進み、身分証の表と裏、身分証を手に持った自撮り写真を提出します。
本人確認を済ませないと、入金も取引もできません。口座開設の詳しい手順は、こちらの記事で画像付きで解説しています。
BingXの口座開設方法を詳しく見る
STEP 2: USDTを用意して先物口座へ振り替える
BingXは日本円の入金に対応していないため、国内の取引所で買った暗号資産をBingXへ送り、USDTに交換して使います。
- 入金:BingXの入金画面で通貨とネットワークを選び、表示されたアドレスへ送金します。入金手数料は無料です。
- 交換:現物取引でUSDTに交換します。
- 振替:「振替」から、資金アカウントのUSDTを先物アカウントへ移します。
送金するときは、送金元と送金先で通貨とネットワークが一致しているかを必ず確かめましょう。
STEP 3: ANTHROPICの先物で注文する
先物の画面上部の検索窓に「ANTHROPIC」と入力し、「ANTHROPIC USDⓢ-無期限先物」を選びます。上部メニューの「TradFi」からも開けます。

画像の番号の順に設定して注文します。
- 画面左上の銘柄名が「ANTHROPIC」になっているかを確かめる
- 証拠金モード(「分離」か「クロス」)とレバレッジを選ぶ。初期表示は20倍なので、低い倍率に下げてから注文する
- 「指値注文」か「成行」を選ぶ
- 注文する金額(USDT)を入力する
- ログインした状態で、買い(ロング)の注文を出す
「分離」はそのポジションだけで損失を区切り、「クロス」は先物口座の残高全体を証拠金に使います。はじめは「分離」にしておくと、損失が口座全体に広がりません。
指値注文は希望の価格を指定して注文を置き、その価格に届くと約定します。成行注文は板にある最良の価格ですぐに約定するため、価格より速さを優先したいときに使います。
注文と同時に利確・損切りの価格(TP/SL)も決めておくと、急な値動きにも備えられます。
購入前に押さえておきたい特性と確認ポイント
株主権の有無とBingX先物の位置づけ

BingXのアンソロピック先物と、上場後の現物株では、手に入るものが大きく違います。
- 議決権:先物には付かない/現物株には付く
- 配当:先物では受け取れない/現物株は会社の方針しだい
- 株式への交換:先物は株式に交換できない/現物株はそのまま持ち続けられる
BingX自身も、この商品は証券や株式ではなく、原資産の所有権や株主の権利を与えないと明記しています。株主になる方法ではなく、値動きに参加するための商品です。
アンソロピック社との関係(参照する対象としての位置づけ)

BingXのANTHROPIC先物は、アンソロピックの株式そのものではありません。同社の名前は、価格を参照する対象として使われています。
BingXの説明をまとめると、次のようになります。
- 提供:BingXが提供する、USDT建ての無期限先物
- 価格の元:市場にすでに出回っている、トークン化された指標の価格
- 価格の中身:推定10億株を基準にした、アンソロピックの1株あたり価格への市場の期待
- BingXの立場:原資産の発行者・保管者・販売者ではない
そのため価格は、アンソロピックのIPOの動きだけでなく、元にしている指標やBingXの中の売買の偏りでも動きます。上場のニュースだけでなく、BingXの取引条件にも目を通しておくと安心です。
レバレッジと価格のずれ・流動性の見方
先物はレバレッジをかけられる分、損失も大きくなりやすい商品です。取引する前に知っておきたい点は次のとおりです。
- 強制決済:価格が逆に動いて証拠金が足りなくなると、ポジションが自動で決済される
- 資金調達率:8時間ごとに、ロングとショートの間で手数料をやり取りする
- 価格のずれ:IPO前の価格は需給で動くため、実際の公募価格や上場後の株価と離れることがある
- 値動きの幅:直近10日間は1,834〜1,962ドルの範囲で動いた
- 板の厚み:注文が少ない時間帯は、成行注文で想定より不利な価格で約定しやすい
手数料などを除いて計算すると、20倍のレバレッジで価格が5%逆に動けば、入れた証拠金と同じ額の損失になります。実際には、それより手前で強制決済されます。
24時間取引できるため、米国で夜にニュースが出ると、日本時間の深夜でも価格が動きます。低い倍率と指値注文を基本にし、自分の資金に見合った金額で取引しましょう。
アンソロピック株の買い方に関するよくある質問(FAQ)
アンソロピックは上場後に日本の証券会社でも買えますか?
予定どおりNasdaqに上場すれば、米国株を扱う国内の証券会社で、取り扱いが決まり次第買えるようになります(2026年10月時点)。
- 上場前:日本の証券会社からは買えない
- 上場後:米国株を扱う証券会社で、取り扱いが始まれば売買できる
- 準備:米国株の口座開設には日数がかかるため、早めに準備しておくと安心
取り扱いの開始日は、各社の発表を待ちましょう。
BingXの先物は、上場後に株式に交換されますか?
交換されません。BingXのアンソロピック先物は株式ではなく、持っていても株式を受け取る権利はありません(2026年10月時点)。
上場後にこの先物をどう扱うか、銘柄の切り替えや取引の終了などは、まだ公表されていません。ポジションを持ち続けるなら、BingXのお知らせをこまめに見ておきましょう。
日本居住者でも取引できますか?
BingXには日本語のサイトとアプリがあり、日本からも登録できます。ただし日本の暗号資産交換業者としての登録はなく、利用は自己責任です(2026年10月時点)。
金融庁が警告書を出した海外業者の一覧(9月1日更新版)には載っていませんが、金融庁の登録や安全性を示すものではありません。使う前に、利用規約で対象地域も見ておきましょう。
最低いくらから取引できますか?
BingXでは、1回の注文は2 USDTから出せます。
レバレッジをかければ、必要な証拠金はさらに少なくなります。ただ、少額でも倍率が高いと損失は速く膨らむため、まずは低い倍率と小さな金額で画面の操作に慣れるのがおすすめです。
まとめ
アンソロピック株の買い方は、上場後に証券会社で株を買う方法と、IPO前に海外取引所の先物で値動きに参加する方法の2つです。
上場して国内の証券会社が取り扱いを始めれば、議決権などの株主権が付いた株を買えます。IPO前の段階では、BingX・MEXC・OKXなどの海外取引所が無期限先物を扱っています。なかでもBingXは金融庁の警告リストに載っておらず、最大50倍・2 USDTから取引できます。
先物には株主の権利がなく、レバレッジによる強制決済のリスクもあります。上場の時期や評価額は報道の段階でまだ変わる可能性があるため、最新のニュースを追いながら、無理のない範囲で取引しましょう。