
BTC/USDT 1時間足チャート
バイナンスは10月29日、約63億ドルの資産影響を受けたセキュリティインシデントを公表した。暗号資産(仮想通貨)市場ではBTCが同日7万7000ドルを割り込んだ。
同社は初期調査で、DevOpsエンジニアのラップトップ侵害が起点となり、サービスコンテナ経由で不正出金が発生した可能性を示した。他のプラットフォームと連携して約30億ドル相当の資産を凍結し、預金と出金を一時停止した。
不正送金には北朝鮮系ハッカー集団「トレーダートレイター(TraderTraitor)」が関与したとされ、TRMラボとチェイナリシスが高い確度で認定した。バイナンスの共同最高経営責任者リチャード・テン氏は「あなたの資金は安全です。私たちはSAFU基金と会社資金で全損失を補填します」と述べた。
市場では売りが広がり、同日には約15億ドルのレバレッジポジションが清算された。取引所の資産流出懸念に加え、米ハイテク株安も重なり、暗号資産市場全体のリスク回避姿勢を強めた。
米半導体大手インテルも10月29日に発表した決算で、7-9月期売上高が161億5000万ドルと前年同期比21%増だった一方、10-12月期の売上高見通しを150億〜160億ドルに引き下げた。データセンター・AI関連売上は78%増だったが、PC需要の低迷と供給制約を理由に示した見通しが嫌気され、株価は時間外取引で約25%下落した。
AI関連の支出拡大への警戒も株式市場で強まり、ナスダック100連動のインベスコQQQは2%以上下落した。アマゾンは2026年の設備投資計画を2200億ドルに引き上げており、インテルは同年の設備投資計画を200億ドルに上方修正している。
バイナンスは損失補填をSAFU基金と自社資金で賄う方針を示している。
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