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BIS、預金金利上昇でステーブルコイン成長鈍化|USDCで影響がより顕著

2026年10月19日 15:06  Arai Yu

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国際決済銀行(BIS)は10月13日、米国の銀行預金金利が0.01パーセントポイント上昇すると、暗号資産(仮想通貨)市場で流通するステーブルコインの時価総額増加率がその後10週間で平均3ポイント低下するとの論文を公表した。利息が付かないステーブルコインと銀行預金の代替関係を示す内容だ。

公表したのはワーキングペーパー1382号「ステーブルコインと銀行預金は代替関係にあるのか」で、著者はラシャド・アハメド(Rashad Ahmed)氏とイニャキ・アルダソロ(Iñaki Aldasoro)氏だ。

分析は2019年1月から2025年6月までの米国の週次データを対象とし、政策金利や米国債利回り、ビットコイン価格などの影響を制御したうえで、預金金利とステーブルコイン時価総額の関係を推計した。

標準的な推計手法では、預金金利の0.01パーセントポイントの上昇に対し、その後10週間のステーブルコイン時価総額増加率は平均約15%から約12%に鈍化した。BISは公式要約で預金金利の上昇後にはステーブルコインの成長が鈍化し、その関係はUSDTよりUSDCで強いと説明した。

銘柄別では、USDCの成長率低下幅が約5ポイントとなり、USDTの約2ポイントを上回った。論文は、USDCが米国の機関投資家やDeFi利用者に多く使われ、米預金との間で資金移動が起きやすいことを理由に挙げた。一方、USDTは米国外や新興国での利用が中心で、預金金利の影響は相対的に小さいとしている。

同じ分析では、ビットコインなど非ステーブルコインの暗号資産に統計的に有意な反応は確認されなかった。論文は、預金金利の設定がステーブルコインの採用動向に影響し得ると位置付けている。

参考元:国際決済銀行(BIS)

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