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UAE、国家デジタルIDの基盤をアバランチへ移行|1250万人超が利用

2026年9月15日 16:44  9月15日 16:47  Arai Yu

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アバランチを開発するアバラボ(Ava Labs)は9月14日、アラブ首長国連邦(UAE)の連邦電気通信・デジタル政府規制庁(TDRA)が、国家デジタルID基盤「UAE PASS」の文書管理機能「Digital Vault」をAvalanche専用L1へ移行・アップグレードすると発表しました。

暗号資産(仮想通貨)分野では、1250万人超が使う国家規模システムにブロックチェーン基盤を採用する事例となります。

UAE PASSは、市民、居住者、訪問者を含む1250万人超が利用し、15,000超の行政・民間サービスに対応しています。接続先は政府機関と民間機関を合わせて350超にのぼります。

移行対象となるDigital Vaultは、検証済み文書の保管、共有、真正性確認を担う機能です。文書の改ざん検知などにブロックチェーンを使っており、UAE PASSの実務運用を支える基盤の一部を占めています。

専用L1を採用した理由は、共有チェーン上の他のトラフィックの影響を受けない構成に切り替えるためです。あわせて、ネットワークへの参加条件や各種設定、権限管理をTDRAが主導できる体制になり、ネットワーク設定や参加条件、権限管理をTDRAが主導しやすくする形になります。

移行の目的は、デジタルIDと検証可能な文書の利用拡大に対応するスケーラビリティと処理性能の強化です。TDRAはデカ4(Deca4)と連携して導入を進めます。

同じ専用L1の構成は、米カリフォルニア州自動車局(DMV)が進める車両登録証のデジタル化でも使われています。アバランチ側は、4200万件規模の車両登録証関連データを扱う同事例と並べ、政府機関による大規模な業務基盤への適用例として位置づけています。